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私のつらい時代、そう浪人時代にNHKの朝の連続テレビ小説で『まんさくの花』というのが放送されていた。私は、また「まんさく」という田舎の少年の物語かと思って見なかったのだがこれは、象徴的なタイトルであった。実際には、絵を志す一人の女性の奮闘記で朝ドラとしては珍しい、現代劇でもあった。
ヒロインは、中村明美というあまりうけない感じの女優だった。今日の週刊文春に歴代のヒロインのその後を解説した記事を載せているという広告を電車で読み、さっそく購入した。しかし、中村明美の女優としてのその後は、不明だとのこと。今、彼女はどうしているのだろうか。NHKのドラマが終わった後、あまり似つかわしいとも思えない役で中村雅俊の相手をしていた。その後、2時間ドラマなどで結構、エロっぽいものにも出ていたのを見たのが私としては最後だった。
私は、彼女にも感謝している。ドラマの内容は、挫折にめげず、明日を目指すいつもながらのヒロインだったのだが、ちょうど私の置かれていた環境がドンピシャリだった。私も自分の未来に悩んでいたのだった。春から秋までの番組だったが、私が気がついたのが8月頃だったように思う。いよいよストーリーもクライマックスにさしかかる9月になかなか印象的な話があった。
中村明美扮する、ヒロイン中里祐子がセミの羽化をたまたま見ながら、かつて読んだ詩を思い出すシーンだ。正確には覚えていないのだが、「セミは必死にしがみついている 後先も考えずにしがみついている」という内容だった。祐子は、「私にとって、後先の運命を考えずにしがみついているべきものは何だ?」と自問する。私も当時、同じ事で悩んでいたので感動したのだった。私は、勉強であり、祐子は絵だった。
私が、とりあえず、入ることもできない大学を諦めて社会に出て勉強を志す道を選んだのは、このドラマのおかげだった。しょうもないことに思えるのだが、事実だ。それ故に、この中村明美という女優に入れ込んだのだった。マイナーな映画に出たことも知っているのだが、その後がまったくわからない。幸せに暮らしていることを願っているのだが。
毎年、春が来るたびにこのエピソードを思い出す。舞台が、秋田県の横手市だったのでここへ行きたいとも思っている。NHKが過去のドラマをネットで流すと言っていたのだが、『まんさくの花』が放送されるとなると私もいよいよ受信契約をしなければならないかもしれない。視聴率もそれほど良くなかったらしく、再放送されることも無かった。
「まんさく」とは言うまでもなく、木の名前だ。不思議な形の花を咲かせる。ちょうど早春に咲くので東北弁で「まんず」咲くと言うことから、「まんさく」と名付けられたとも言われているそうだ。
この季節、調子の悪い人が多いそうだ。私も浪人上がりの身の上なので、つい最近まで受験時代のことを考えると気が狂いそうだった。そして、このドラマのことを思い出し、それでも何とかやってこれたな、と思い直しなんとか夏を迎える準備に入るのだった。しょうもないことかもしれないが自分の一生を変えるほどのこともある、そんなドラマの思い出だ。
浪人時代、擬似的な人間関係を作るためにテレビドラマをやたら見ていたのを思い出す。調子の悪い人にテレビは酷かもしれないが、気の向いた時にでも試してみるこをすすめたい。
ヒロインは、中村明美というあまりうけない感じの女優だった。今日の週刊文春に歴代のヒロインのその後を解説した記事を載せているという広告を電車で読み、さっそく購入した。しかし、中村明美の女優としてのその後は、不明だとのこと。今、彼女はどうしているのだろうか。NHKのドラマが終わった後、あまり似つかわしいとも思えない役で中村雅俊の相手をしていた。その後、2時間ドラマなどで結構、エロっぽいものにも出ていたのを見たのが私としては最後だった。
私は、彼女にも感謝している。ドラマの内容は、挫折にめげず、明日を目指すいつもながらのヒロインだったのだが、ちょうど私の置かれていた環境がドンピシャリだった。私も自分の未来に悩んでいたのだった。春から秋までの番組だったが、私が気がついたのが8月頃だったように思う。いよいよストーリーもクライマックスにさしかかる9月になかなか印象的な話があった。
中村明美扮する、ヒロイン中里祐子がセミの羽化をたまたま見ながら、かつて読んだ詩を思い出すシーンだ。正確には覚えていないのだが、「セミは必死にしがみついている 後先も考えずにしがみついている」という内容だった。祐子は、「私にとって、後先の運命を考えずにしがみついているべきものは何だ?」と自問する。私も当時、同じ事で悩んでいたので感動したのだった。私は、勉強であり、祐子は絵だった。
私が、とりあえず、入ることもできない大学を諦めて社会に出て勉強を志す道を選んだのは、このドラマのおかげだった。しょうもないことに思えるのだが、事実だ。それ故に、この中村明美という女優に入れ込んだのだった。マイナーな映画に出たことも知っているのだが、その後がまったくわからない。幸せに暮らしていることを願っているのだが。
毎年、春が来るたびにこのエピソードを思い出す。舞台が、秋田県の横手市だったのでここへ行きたいとも思っている。NHKが過去のドラマをネットで流すと言っていたのだが、『まんさくの花』が放送されるとなると私もいよいよ受信契約をしなければならないかもしれない。視聴率もそれほど良くなかったらしく、再放送されることも無かった。
「まんさく」とは言うまでもなく、木の名前だ。不思議な形の花を咲かせる。ちょうど早春に咲くので東北弁で「まんず」咲くと言うことから、「まんさく」と名付けられたとも言われているそうだ。
この季節、調子の悪い人が多いそうだ。私も浪人上がりの身の上なので、つい最近まで受験時代のことを考えると気が狂いそうだった。そして、このドラマのことを思い出し、それでも何とかやってこれたな、と思い直しなんとか夏を迎える準備に入るのだった。しょうもないことかもしれないが自分の一生を変えるほどのこともある、そんなドラマの思い出だ。
浪人時代、擬似的な人間関係を作るためにテレビドラマをやたら見ていたのを思い出す。調子の悪い人にテレビは酷かもしれないが、気の向いた時にでも試してみるこをすすめたい。
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