日雇い2

9月から新しい日雇いに通っている。さすがに雨の日はつらい。土方ではないので、雨でも仕事はあるわけだ。ただ、朝型になるので体の調子はいい。昼飯がうまかったりする。今までは、昼が辛かったのだが、今は昼が待ち遠しいくらいだ。特に休憩は無いが、午後3時のコーヒーがことの外うまかった。

帰りがけにふと思ったのは、このままこの仕事を続けていいものかどうか。今は短期のこの仕事がもう少し長く続けばいいのだがと願う。次にもっと金が上がればいいのにと思う。そして次は？やはり、雇われの身分だとどうしてもそうなってしまう。もちろん、私の願いは自分の仕事を始めること。

この数ヶ月のうちにいろんなことがわかるはずだ。もちろん私の今後も。今の所だって8月の終わりに急に決まった。私の行動もあったのだが、いろんな偶然やいろんな人間の思惑があったのかもしれない。それまでどんなに必死になっても得られなかったのだから。

こんな感じで次の動きもあるのではないかとむしろ期待している。少なくとも私はやる気満々なのだから。仕事につながる動きが欲しい。また、営業メールもしたい。新しい仕事場でも明るく素直に温かくで行きたい。

戦略

自分なりの戦略もあって、昨夜は親友と久しぶりに飲みに行って来た。国会周辺、岡山でも抗議行動が行われることは知っていたのだが、あえて自分の予定を優先させてしまった。ちょうどこの時間しかなかったということもある。私なりに考えての行動だった。親友の都合もちょうどついたのだった。

親友もけっこう疲れていて、腹も少し出ていた。ずっと若々しいやつだったのだが、お互いに歳をとってしまった。そういう間柄であるだけに、あまり時をおかず会っていないといけないと思うわけだ。カラオケにも行ったが、声が出なくなっているようだ。逆に私に「おめえ、うまい下手は別じゃけど、よう声出るようになったのう。」と言っていた。

親友とはもっと話をしたかったが、それは今後の課題だ。これまではどうも休みが合わず数ヶ月に一回しか会えなかった。転職の結果、今後は1月に一回は会えそうな予感がする。

仕事のこともこの社会のこともいろいろ考える必要がある。まずは仕事だと親友に言われたが、そう思うのであえて昨日は親友と会ったのだった。今日は事情があって税務署に行って来たのだが、私もそろそろ、オドオドしながら生きるのは辞めにしないといけないとその時に思った。これまでもどこかオドオドしていて足元を見られて不利な扱いを受けてきたように思う。自信を持ったからといってどうこうなるものではないのかもしれないが、自信を持つことはいいことだと思う。

仕事は未知数なので、まずは吸収することだろう。これまでの仕事のように。そして、どこまで攻めることができるかだろう。不安ではあるが、楽しみにしている。

最後の日

昨年、苦しい中ギリギリの心境で見つけた今の仕事だが、今日で最後になる。また舞い戻ることになるのか永久に最後になるのかはわからない。私としては、最後にしたい思いだ。時間が無いからだ。はやくデジタルの仕事を再開させてこの国が情報であふれるような社会にしたいというのが私の野望だ。今の時代は、紙の出版では間に合わない。

最近では「ひょっとしてこの仕事を死ぬまでやることになる？」と思ったりして、気分もふさぐことが多かった。チームワークが必要な仕事だけにひとたび疑問を持つとそう長くは続かなくなる。そんな時に私も次の仕事を求めるようになった。ただ、見つかるとは思っていなかった。単に偶然んお産物なのか、理由があったのかはしばらくやってみればわかることだろう。

昨日から、新たな仕事のために散歩を再開した。何といっても体が資本、これを傷めてしまうと収入はゼロだから。いろいろと準備はするものの、最終的には自分の体の準備が最も重要なのだ。

私も頭がハイになっているか、私の会社が復活した時にはどの人に仲間に加わってもらおうかなどと考えたりしている。実際に仕事が始まればいろんな経験を持った人が集まらなければどうにもならない。私が話をまとめて参加してもらうようにするのがいいような気がする。

夢のまた夢かもしれないが、そういうことを考えない未来は私にはつまらない。どこまでも理想に生きるつもりだ。生活のための仕事をしつつ、未来のための仕事を目指したい。

転職

仕事を変わることにした。日雇いには違いないのだが、今度はフルタイムになる。残念なのは、ずっとではないこと。しばらくしてまた路頭に迷うことになる。時代は変わりつつある。私も変わらなければと常に思っている。

デジタル化の仕事をやりたいもののそれが無い。今度の仕事でそこらの理屈がわかるかもしれない。新たな展開を期待しているが、それは、まず私がいい仕事をしてからなのだろう。相手も、まずそこを見ているはずだ。

これまで、それでも仕事は無かった。突如として私を必要とした勢力とは何なのか知りたい。単純なことかもしれないし、次につながることかもしれない。面接は感触良かったものの、それはあまり意味が無いと思った。

データベースと関係が無いわけではないのだが、私の仕事は力仕事だ。しかし、デジタルの部門で仕事ができればいいのだが。

短かかったものの今の日雇いでも仲間がいる。多くは年輩か同年代の女性だ。仕事が続いたのは彼女たちのおかげだ。大切に思っている。一人一人、時間を見つけては挨拶をした。

今度の所では男所帯だという。仲間の一人くらいはできるかもしれない。今度も明るく、素直に、温かくで行くつもりだ。

年齢

今日も仕事を探して来たのだが、なんと初の経験でへこんでしまった。法律で年齢制限をすることは特殊な事情がない限りは禁止されている。男女の区別も禁止されている。そこで、「躍動感ある職場です。」とか「若い女性が活躍中！」とかの説明を加えて、あらかじめ該当者以外は応募できないようにしている。

わかってはいたのだが、あえて応募すると担当が「応募はできますが、ほとんど採用の可能性は無い」と言って来たのだった。直接は話していないのだが、吐き気のするような話だ。結局、若い世代を採用し、とことんまでこき使おうという姿勢が見えるのだ。若い世代がずっと居続ける保証はどこにもないのだが。それでも、おっさんは要らないという方針ははっきりしているのだった。

私もこれまでやって来た仕事ができるのであれば、こういう思いをせずに済むのだが、今の所それに恵まれていない。今日も営業のメールを出してみたが、先方はお盆休みのようだ。出版に関わった人間は何かやりたいというのが本性だと思うので、このまま何もやらずに時間が経つのを待つということはあり得ないと思うが、いつ動くのかはまったく不明だ。ことによると私が終わった後なのかもしれない。終わるとはもちろん、あちらに行くことだ。

私も興味を失わないように少額だが投資をしつつ新たな仕事を生むべく努力をしている。多くの場合は、たいしたものではないのだが。しかし、今日の担当はこれまでの私の経験の蓄積を否定するようなことも平気で言っていた。「ただのホームページなのでそんなに難しい知識は必要ないんです。」だと。それにしても私が今のようになるまでどれだけ金を使ったことか。難しい知識を必要としない仕事があるのなら紹介して欲しいくらいだ。

ここからも、自分たちの都合だけでものを言っていることがわかる。今だけを乗り切り、手柄を上げたいということなのだろう。いい仕事をして行きたいわけではなく、自分たちの評価を高めるための仕事を目指していて、そのための小間使いをひたすら求めているということか。実は今行っている日雇いとて同じこと。ただ、間口が広いだけのことだ。

今日は特にいい考えが浮かばないのでとりあえずは回復を目標に何とか夜を過ごす。明日は、いよいよ精霊流しの日で、お盆の行事がすべて終わる。今年の夏もなかなか厳しい夏だったということだ。