オリオンの誓い

このところ日雇いの早出が続いていて結構疲れている。それでも嬉しいことはある。オリオン座が見えるのだ。星座に向かって毎日のように「必ず近いうちに復活してみせる」と根拠もなく誓っている。朝だけに引き締まった空気の中なので余計に気合が入る。

状況はというと全くお寒い感じで、門前払いばかりだ。そんな中、日々の疲れで消耗してしまっている。先日は、それでもと思い遠出してみたのだが、そこでもお呼びではなかった。呼ばれたとしても長くは続かなかったかもしれない。ちゃんとした所を望むが、ちゃんとした所は予想もつかないおかしな風習を持つのが常だからだ。

別に世の中が私を必要としているとかいないとか考えてはいないが、できれば必要とされてみたい。そうすれば、仕事に必要なマシンも手に入るのだが。特に煩悩とは思っていないが、そう思われても仕方がないかもしれない。今の所、小さいが仕事に必要なものが経費としてどんどん無くなって行く感じだ。

一方、しょもないとは思うが、今後使う予定のアイデアもわいてきている。やはり、私たちの世代がやって来なかったことを今の世代はやらなければ、どうにもならない。社会の仕組みもそうなのだが、単に物の世界でもそうだ。もっと人間に投資しなければならないだろう。私の専門と自負するデジタル化以外でも二つのアイデアを育てている。一つは物、一つは仕組みだ。私がいなくなってもぜひとも生き続けて欲しい物と仕組みだ。

麻央の健康が思わしくないようだ。この9月から始めたブログもギリギリの体力で続けているのだろうか。ぱっと見には病人そのものだが、健康そうに見えることもあるが、それは現実を知らない素人の感覚だろうか。人ごとではないだけに心配だ。私とて時間が無い。時間が来れば一気にあちらへ行くことになるのではないかと思っている。

やけっぱちではないのだが、ある意味覚悟をして生きているつもりだ。私の命なのだが、私だけのものでもないと思っている。私が元気で生きることで励まされる人もいるわけだ。そして私はそうしたい。日雇い仲間の先輩がなかなか面白くいい感じで話し相手になってもらっている。

現状

とりあえず、生きている。バイトするにしても次の仕事に結びつくようなものをとは思うのだが、空しい結果がかえって来るのみだ。幸いと言っていいのかどうかわからないが、今の日雇いは金は安いが、そんなに神経を使うことはない。淡々と過ごしている。

焦りはある。パートナーにはすぐにでも仕事が取れるようなことを言いながら結局何も出来なかった。これには衝撃を受けた。私にもある程度自信はあったからだ。世の中を変えなければならないのは当然だが具体性に乏しいのだ、私の思いは。

だが、私の思い描く未来は前途洋々だ。今の支配者たちには地獄だろうが、未来に生きるためには犠牲も必要だ、しかも彼らには責任もある。問題は彼らにいかに責任をとらせるかにある。全財産も未来も失うので彼らは絶対に誤りを認めようとはしない。

何かやるとしたら国会周辺の抗議行動に参加することだろうが、今はその資金も無い。少し前には余裕もあったし、未来を想像することもできた。特に今年の前半までは、調子よく行っていた。ここに来て資金難になったわけだ。

大袈裟とは思っていないが、丹波氏の著書や映画を見たりする始末だ。それだけ気持ちはお先真っ暗感が強いのだ。なかなか厳しい環境での仕事だけに毎日が闘いではある。そんな時にふっとあちらのことが頭をよぎるわけだ。何もできないならば笑っていればいいかもしれないが、さすがにそれも難しい。

少し余裕が欲しいので、余裕の持てる仕事が欲しいが、そんなものはあるわけもないか。

旅

来週、旅に出る。営業ではないのだが、将来仕事につながるかもしれないという仕事のためだ。これも本当に可能性の小さい旅だが、私としては是非にという思いが強い。楽をしたいというためではないことだけは確かだ。自分のためではあるが、若い人、パートナーに引き継ぎたいからでもある。

勉強も再開した。仕事があればいいというものではない。やはり、頭もそれなりに作っていき準備しなければならない。本を出してきて読もうとするが、なかなか難しい。実践で実力を保持することの大切さだろう。

今月末とか来月初めには結果を書けるだろう。

未だ立ち上がれず

先月までの日雇いを終わったが、未だに立ち上がれないでいる。デジタルの仕事もままならず、と言って納得できるバイトも見つからず。苦難の日々だ。

私自身の問題であり、私だけの体ではないのが苦しい。展望もあるわけではない。何とも言えない年末を迎えそうだ。

まだ現状をパートナーには伝えていない。さぞや落胆するだろうと思うと言えない。

痴呆

私の通う日雇いの現場ですら痴呆がはびこる。指導的な立場にある者ほど意見を言わない。しょうもない意見は言うが、仕事そのものに関することなどは口をつぐむ。飛ばされたり、酷い時にはクビになるかもしれないという考えがあるからだそうだ。それよりも黙って実を取ろうということ。

結果、仕事は遅れ、意味の無い仕事も発生する。本当にやらなければならない仕事が見えなくなる。見えても言わない。痴呆の下での仕事は非常につまらない。論理では無いからだ。