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今度の帰省の第一目的は、墓参りなのだが、密かな楽しみもあった。それは、父の形見の尺八に触れてみるということ。父が生きている間はもちろんのこと、死んでから20年近くにもなるが、興味など無かった。家族の誰からも関心を持たれないまま、尺八はただ待ち続けていたのだった。

尺八は2本あって、1本は、真ん中でつないであるタイプで価格的にも安いもので、現代尺八ではほとんどこのタイプのものだそうだ。もう1本は、つなぎの無いタイプで持った瞬間、高級だとわかるようなズシリと重たいものだった。父もよくこれを吹いていたのだろうと思われた。

問題は、音が鳴らないということ。無茶苦茶に吹きまくっているとまぐれ当たり的に「鳴る」のだが次の瞬間にはもう鳴らない。そうこうしているうちに酸欠状態になり、クラクラしてくる。伝統楽器の修得は思ったより難しそうだ。だが、私はこの先、何年かけてでもやるつもりだ。

その後、今度は鏡を持ち出して自分の口をチェックしながら吹いてみると、「鳴る」ポイントがわかるようになった。「鳴る」口の形、角度を決めれば、ほぼ確実に鳴ることがわかった。インターネットをさらに調べると、「鳴る」口の形とかを解説してくれているページもあった。そして、尺八は難しいものではなく、音を鳴らせるだけならば、数十分もあればいい、という記述を見つけた。

確かに私がたどったことと経験的に合致している。ただし、他人が聴いて心地よいと思える音とか、味のある音とかになるまでには相当な時間が必要だと思えた。音は鳴るが安定しないし、高かったり、低かったりする。尺八の方も使い込まないといい音が鳴らないようだ。

今回、父の形見の尺八は持ち帰らず、自分の練習用に安いものを購入しようと思う。5万以内であるようだ。プラスチックのもののあるようなので練習用に徹すればなんとかなる感じだ。尺八の方が先に吹けるようになれば、アナサジフルートも吹けるかもしれない。ともかく、またしても他人がとうていついて来られない趣味を見つけた思いだ。もちろん、満足感もたいへん高い。
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