忍者ブログ
知りうる限りの情報をとにかく書く
Admin  +   Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

以前、「Dr林のこころと脳の相談室」にコンスタンの「離脱症状」についてメールしたことがあるのだが、Q&Aに採用されることは無かった。既に1年以上経過しているので今後も採用は無いと思う。この先生は、SSRIの信奉者のようなので、その威力を脅かしかねない質問は答えることができなかったのだと思う。

私は、結構、メールを出すのが好きで書店で売っている「うつ」関係の著者でアドレスがわかっている場合は、書評と共に私の持論をぶつけてみる。ある、著者にメールを送ったら、丁寧に返事が来たこともある。その先生は、SSRIやベンゾジアゼピン誘導体の薬を処方するより、減薬から断薬まで指導する方がはるかに難しいと書いていた。まさに、この点を指摘せず、「薬の効果」を強調していることを批判したのだが、それについては、「むしろ、薬についての恐怖感の方が強いので」あえて薬という強い味方がいるのだというふうに書いたのだと言う。次の版が出た場合には、私の指摘についても書くことを検討してくれるそうだ。

参考:『自分で治す心身症12のヒント』(ごま書房刊)

この著者は、パニック障害のメカニズムについてわりと共感できる解釈をしていた。つまり、パニック障害とは、人類の歴史と関係しているというのだ。太古の昔、人類が狩猟をしていた頃は、敏感であるほど生き残れる可能性が高まる。パニック障害というのは、その頃の敏感な反応がどういうきっかけであるかは千差万別だが現れたものではないのかというわけだ。この理論には私も経験的に賛成で、何も「障害」などと命名する必要はないとさえ思う。栄養の偏り、睡眠不足、運動不足が過去の記憶を呼び戻すのだと私は思っている。もちろん、鈍感な人にはこんな症状は現れないはずだ。

そして、うつについては、直接記述していなのだが、次のような推論は可能だろうと思う。文明が発達して平和な世の中になると「ストレス」に、大して遭遇せずに生きることも可能となった。しかし、社会に出てそれまでに遭遇したこともないような大きなストレスに遭遇した時に生体の防御反応である、「うつ」状態が発現する。むろん、これも千差万別で、人によりなんら生活に支障がないということもあるだろう。

つまり、パニック障害であれ、うつであれ、「異常」ではなく正常な反応であるということだ。ただ、他よりも敏感であるとか、体調が優れないとかでたまたま反応が現れたと言うべきだろう。そして、その生体の正常な反応に対して効果があやふやな薬を用いたりするので問題になっているということだ。似たようなことに「解熱剤」の間違った使用方法があげられるだろう。生体の正常な反応で高熱になっているにもかかわらず、西洋医学が得意な「強制的な」解熱処置を行ったとしよう。当然、生体には、はかりしれないダメージを与えるだろう。

タミフルの薬害で問題になっているのだが、厚労省は驚くほど薬の危険性について見識を持っていない。あるのは、「いかに責任をとらないか」という判断だけだ。従って、自分のやりたいことをやって、納得できる時に死にたいのであれば、余計な薬は飲まないようにすることだ。タミフルが今後どういう展開になるのかわからないのだが、使用を続ける限り犠牲者は増える一方だろう。私は、去年、何の思慮もなく飲んだが、助かったのは奇跡かもしれない。

そして、問題のSSRIだが、今後も、もちろん使われ続けるのだろう。今、はやりの「ジェイゾロフト」がダメになっても次々と新薬が開発されることだろう。だが、いかに薬を発明しても人間の心は、治療することはできないだろう。薬が使えるほどに脳のしくみはわかっていないし、そもそも「うつ病」といっても医者の主観に過ぎない。人体に備わった自然の防御反応を医者が「病気」でございとほざくのだから皮肉なものだ。さらに、薬の副作用、離脱症状が微妙に交錯する状態を医者はどうやって判断するのだろうか。今、言われているタミフルの薬害が示してくれているように薬の効果は個々人、皆違う。増やさなくてもいい複雑な要素を取り込んだ結果、医者もお手上げ状態、というのがこの国の精神科の実態ではないのか。

脳のしくみは、わかっていると言えるほどには、わかっていない。「うつ病」とは何かということも不明確。薬の効果、実態に即した効果も不明。わからないことだらけで何をやろうとしているのか。結局は、製薬会社と医者の利益追求としか言いようがないではないか。うつを治す第1歩は、もしかすると、このことを認めるということかもしれない。次の1歩とは、時間をかけてでもSSRIを体から追い出すことだ。医者には頼れないと思う。そして究極的には、うつを招いた原因を突き止め真正面から向き合うこと。そして、うつになった人でも普通に生きられる条件を示すこと。薬の入り込む余地など無いと思う。
PR
Comment
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack
トラックバックURL  :  
≪ 薬漬け   *HOME*   使命 ≫
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[02/19 管理人]
[02/19 ゆん]
[05/27 管理人]
[05/26 すだれ]
[05/24 管理人]
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
papillon234
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索
カウンター
お天気情報
アクセス解析
material by bee  /  web*citron
忍者ブログ [PR]