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仕事は、あればいいというものではなく、楽しくなければ意味がない。質の問題にも影響してくるのでなおさらだ。出版の仕事は、従来大ざっぱなものなのだということを昔、感じたことがある。

デジタルの世界では、「不統一」というのが常に問題になる。紙の本では、ソートもできないので最初と最後で同一語の送りがなが多かろうが少なかろうが違おうがほとんどの人は気がつかないので無視される。しかし、データを作る仕事をしていると、表現の違いは時に混乱を招く。本は通常、章ごとに作って行くわけだが、著者が異なっていると仮名の送り方でも違いが出てくる。場合によっては、違いを吸収できないこともある。一部の著者は変更を許可しなかったりするからだ。

書籍をデジタル化する場合、このように大ざっぱでは済まされない、ある意味、シロクロをハッキリさせなければいけない問題が生じる。紙の本のように大ざっぱでは許されないのだ。仕事場の雰囲気というのもその内容を反映しているかのように「おもしろくない」のが普通だ。基本は、自分で考えながらする仕事なので「話題」も無いのが普通だ。

長年経験して思うのは、この雰囲気が健康を害してしまうのではないのかということ。紙の本を長年作ってきた人々には想像ができない事態かもしれない。大ざっぱでやってきたこともあるし、複雑なことはすべて印刷会社にまかせてきたので日常の仕事ではそんなに重圧を感じることは無かったのではないかと思う。もちろん、自分で勉強しなければ仕事が進まないということも無いだろう。

私が紙の出版とデジタルデータの作成を見てきて、仕事をする環境そのものを変えないと健康に良くないということ、従来の「勤務」という枠を未知の仕事に当てはめる空しさを強く感じる。コンピュータやプログラミングは、本来それ自体が魅力的で楽しいことなのだ。経験上、会社の机に向かってやるプログラミングは、つまらない。いいものができる予感がしないと言ってもいい。これまでに無かった仕事だからといって従来のままでいいという理屈は無いと思う。

では、どんな環境がいいのかというと個々人によって異なるというのが私の結論だ。私ならば、「移動」がキーになっている。考えに詰まったら、散歩に出て考えるということができればうれしい。いや、うれしいだけでなく現実に打開策が浮かびいい結果を残している。実際に実績のある方法なのだ。音楽を聴いたり、他のことをやるというのももちろんいいのだが、場所を移動するというのが私には一番の効率改善となっている。

しかし、ほとんどの企業ではそんなことは行われていないと思う。仕事場は、ここだと言わんばかりに労働者を会社という箱に囲い込みたがる。これによってどれだけ時間や労力の無駄が生じるのか考えて欲しい。経営というものは、未知の領域に対しても創造力を働かせて指針を示すものでなければならない。それをやらないということは、沈没に向かってひたすら突き進むということに他ならない。
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