タイミング

昨日のタイミングの悪さは笑えた。４回も請求書を持って行ったのだが、担当者がいなくて結局、持ち帰った。パートナーには、ちゃんと聞いて時間を決めて行けばいいのにと言われてしまった。

私は、ここに来て以前働いていた会社の社長を思い出している。彼は、もう常軌を逸していた。ピンチなのはわかるのだが、批判する社員はすべて敵だった。今の私も同じなのに気がついた。自分がピンチなのに、批判をするのが許せないのだ。小さい人間だと思うが、事実、私の心にはうるさく感じる。

結局、契約がうまく行かず最悪の事態になれば、私のいた会社と同じだったということになる。ここは、冷静になってなんとか新たな契約を勝ち取るしかないと思う。あまりに感情を押し込めると体に異常が出てくる。適度に怒ることができない私だけに苦しい。苦しいが、この程度のことは誰もが毎日のように経験していること。

私には構想があるのだが、今回成功するかどうかわからない。その点がまさに不安なのだが、これくらいは耐えないと会社はやって行けない。先方は、ぶちかましという手法を使って来た。ある意味、本気でリストラに勝負をかけてきている。先のことよりも目先の銭だ。リストラで成果を上げるほど自分が評価されるというしくみなのだろう。

私は、のんきにもこの国の文化とか成熟度とかを考えている。過去の歴史に向き合わないから、同じ失敗を何度も繰り返す。しかし、人に知識を強制するのは学校就学中のみだ。以降は、個人の好みだ。できるのは、水飲み場に連れて行くことだけ。水を飲むかどうかは個人の自由だ。私の仕事は、一般の人を相手に水飲み場に連れて行く仕事だ。できる限り、行ってみたいと思う水飲み場を作りたいが、私の思い込みに過ぎないので難しい。

ともかく、私にはやる気があって１０数年前と違い、多少実力もある。気迫では負けないようにしよう。