中国語再開

夏休みで一ヶ月まるまる中断していた中国語もきのうから再開した。正直なところきれいさっぱり忘れていた。先生が話しかけてくれるものの日常会話のあいさつさえも聞き取れないのがつらかった。これくらい、発音と聞き取りくらいできるようでありたい。

先生が、放射能のことを最後に口にしていたのが注目だった。先生は、「政府が言っていることが正しいと思う」などと言っていたのに「どうも、最近民間のニュースで穏当のことがぽろぽろ出てきていますね」と言うようになっていた。先生自身も何を食べるべきなのか迷うという。現実には汚染ゼロのものなど無いのだが、それでも少しでも少ないものを選ぶのは当然の心理だ。

私は、授業の前に深刻な話をしていたので、せっかくの楽しい授業が上の空だった。深刻な話とは来期の契約の件だ。これまでの担当者と話したのだが、前回、話した内容と変わってきていて、もう自分とは関係ないという口ぶりだった。結局、この人には自分がすべてであり、私たちとの付き合いは「よそ者」との付き合いでしかなかったらしい。

来期からの交渉は、ゼロからやることになるのだが、私は、そんなに弱気ではない。やはり、形の無いところからデータベースに仕上げるという仕事はどうしても必要な仕事なので今後も生かされると思うからだ。デジタルデータというのは、最初からできているわけではないのだ。問題は、いかに我々の説明をするかなのだが、それは、直接の担当者に会ってみなければわからない。

これまでの担当者ともめた時、役員に相談したことがあったのだが、その時は私たちと認識は同じだった。現在は異なるのだろうか。そのあたりを確かめたいと思っている。私たちの仕事の中身もゼロから説明したいと思う。さらに、お袋の調子も気になっていた。帰ってから、お袋から電話があったが、電話の声では判断できない。やはり、それなりにガタがきているのは事実なので、治すべきところは治して行かなければ。

そんなわけで、中国語の再開とはいえ、なかなかきびしいスタートとなった。ただ、以前のように腹を立てたり、動揺したりはなかった。今度ばかりは、ハッキリ、担当者がおかしいと思えた。しかし、そのおかしな連中と付き合って行かねばならないというのも現実なのだ。そのことは心しておきたい。