孤独感

決算がなかなか思うように行かず、これからのことなどを思っていたら急に不安感やら、孤独感に襲われた。私が孤独に思うことなど京都時代以来のことだ。やはり、決算がうまく行かないと言い知れぬ不安にかられる。

お袋は何を思ったか、自画像を描いて帰って行った。もともと絵が好きで絵を書く毎日を夢想して生きて来たのだという。今度生まれ変わって来たら絵を描く仕事をしたいそうだ。これからでも遅くないと思うのだが、身体の弱り方とか気力でそう思うのだろうか。

私も家族がいないだけに、これからのことを思うと心配だ。まだ10年は死なんぞと思って生きてきたのだが、気管支喘息やら、放射能やらでわからなくなった。私自身は、いいやそれでも生きたるという気持ちなのだが、実際のところはわからない。恐らくは、涙を呑む場面もあるのではないかと想像している。こればっかりは、根性ではどうにもならないからだ。

明日、いや今日になってしまったが、今日は仕上げたいと思う。こういうのは、強い気持ちでいないとボロボロ間違えてしまう。さみしさや、孤独感はそのまま受け入れよう。少しでも他人の痛みがわかるようになったと思えばいいだろう。いつかは独りで暮らし、独りであちらに行くことを受け入れなければならない時が来る。私はその時が恐いので、いつも必死に生きている。余裕が無いのはその裏返しだからだろう。