６月

今月は、たいしてメッセージを残すことなく終わりそうだ。仕事が忙しいというよりも、Ｕｓｔで原発の勉強をするのに忙しく、ほとんど自分の勉強もできない１ヶ月だった。知らないのだから、調べるほかないのだ。

私が勉強好きだから調べるわけではない。調べないと不安になるからだ。しかし、いくら不安といっても戦時中のような絶対的なピンチではないかもしれない。野菜は無いかもしれないが、とりあえず食うものはあるからだ。一方、戦争よりも厳しいのは、降伏しても放射能は攻めてくるということ。ここに情報を常に入れておかなければならない意味がある。常に最新の情報を持っていないとこれからは、生きていけないからだ。風の方向、原子炉の状態、ホットスポット、食べてはいけないものについての知識とかだ。

これに加えて近しい人の死とか失業とか自らの病気とかが加わると、不安も単なる不安ではなく、肉体的な苦痛になるだろうと思う。今は、まだ言葉の不安だが、これが増して行くとはっきり肉体でわかる不安となるだろう。私は、それがわかるだけに必死で勉強している。ただ、それだけのこと。せめて、調べればわかることは解決して行こうという考え方だ。

さて、数年後に現実として人の死とか自らの死に向き合わなければならないとしたらどうか。いや、架空の話ではなく、現実の問題として浮上するのだ。昨日の小出氏の講演でも聞いた。現実に人がガンで死ぬという場面に出くわすのだ。これに耐えられるかどうか。特に自分の死についてはどうか。まだ、その覚悟ができていないのではないか。あきらめないものの、いざとなれば受け入れる覚悟もそろそろ持つべきではないか。

そうした不安に駆られるようにして原発の問題をいろいろと調べる毎日が６月だった。決して仕事が忙しすぎたわけではなかった。ただし、仕事も短期では忙しい。急を要する仕事ばかりだったからだ。これではうまくいくはずがないというのが私の見解だが、なかなかそうした意見が通ることはない。プログラミングをミスり痛い目にあうという経験からしか学べないからか。

それにしても、今週末７月を迎え、我が社の決算報告も出さなければならないというのに気持ちは恐ろしく暗い。体調は悪くはないが良くもない。運動しないからだろうと思う。私は、自分が調子が悪くとも他人を応援することは可能なのでその点はあまり気にしていないのだが、できれば自分も元気でありたいと思う。短期の仕事、決算、体調、いろんな問題が解決しているはずの８月にはぱーと遊びたい気持ちだ。