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SHARPから封筒が届いているので何かと思ったら、少し前に「ミニパソコン」の提案を送ったことへの返事だった。私としては、Zaurusの経験もあるSHARPが一番近いと思ったが、やる気は無いようだ。それでもちゃんと返事を返してくるのは今時珍しい。IBMとはえらい違いだと思う。

Zaurusの失敗は、SHARPがLinuxを理解していないことにあると見ていた。付属のソフトウエアを見ればわかるが、使えないものが多い。一番使うブラウザやメールソフトがぼろかった。メールボックスが容量いっぱいになると削除しかないという仕様にはゲンナリさせられたものだった。プラグインの使えないブラウザにもウンザリした。

要するに、SHARPがLinuxに対して無知なため、アプリケーションも自前で開発できなかったというわけで、Zaurusは、その段階で仕掛かり製品だったわけだ。去年で生産は終了したという噂を聞いたが、確かにこれ以上売っても魅力は無いし、売れないだろうなと思う。雑誌などでSHARPは、これからは、Linuxで行くとけっこう、年寄りの人が宣言していたので、これはいけると思ったのだが、Linuxを理解してやるという意味ではなく、「食い物として利用する」という意味だったようだ。

そのように考えると、SHARPにとってLinuxは何の魅力も無かっただろうから、撤退も早いのは理解できる。マイクロソフトと組んで、「売れる」製品(W-zero)を作る方が得ということになるのだろう。今後、どんな企業がLinuxに手を出すのかわからないのだが、少なくとも利用するだけの利用方法であれば、その試みはすべて失敗するだろう。Linuxを使うためには、理解する必要があるので、それなりの人材が必要だからだ。企業は、なぜか人材を育てることを嫌がるのだ。そのくせ銭儲けには熱心だ。

SHARPのZaurus部隊は、結構、優秀と見ていた私がとんまだったようだ。非常に残念だ。今後は、他の企業にあたってみたいが、状況は厳しい。Linux商売で成功した企業など無いのではないか。LenovoがLinux入りのThinkPadを出す出すと言いながらなかなか出さないのだが、これなどはマイクロソフトとのいさかいを恐れてのことかもしれない。EUのようにマイクロソフトに対して罰金を科すくらいの勢いが欲しいものだ。

Ubuntu Linuxに対してSHARPが論評しているのもおもしろいと思った。SHARPでは、Ubuntuなどは「限定的」と思っているようだ。使ったことがあるのだろうかと思った。こんな評価しか持たない企業はあまり相手にすることはないかもしれない。
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