老いる

私も来月でまた１つ歳を重ねる。もう、いつ何があってもおかしくない年代なので本当ならばいろんな準備をしておくべきなのだろうが、何もやっていない。部屋は相変わらずのゴミ屋敷だ。大病こそ無かったが、それはこれまでのこと。肝臓を中心に弱点はわかっているのだから十分注意して生きなければ、望まない死を迎えることになるだろう。

年末からクラスメートに会ったり、親友と会ったり楽しんできた。年明けも自宅でおばさんやいとこを招いてのほんのりとした正月だった。こちらに帰ってくれば、無事に成田山へ行って帰ってこられた。今年は無理かもと思えた成田行きだったが、お袋の調子もたまたま良くなったのだった。天候も３連休でもっともおだやかだった。

今朝、お袋が仕事を終えて帰って行ったのだが、その後の時間のなんとわびしいこと！私は、これまでこういう時間にさみしいなどと思ったことがなかったのだが、なぜが、異様にさみしい感じがする。まあ、マザコンなので当たり前と言ってしまうこともできるのだが、少なくともこれまではそういうことは無かったのだった。私も老いを感じる歳になったということなのだろうか。

体調の悪さとも関連しているとも思う。こういうなんともしがたい時間に人は音楽を聴いたり、本を読んだりするのだろう。いや、それよりも私にとって、自分もこういう時にはさみしくなるのだという経験をすることが新しいと思っている。なにしろ、今までの私ではこういう気持ちすらわからなかったのだから。人が普通に感じる感情を自分も経験することがうれしい。私にも人の気持ちがわかるということなのだから。

あわよくば、女の気持ちも理解するようになってゴールイン！といきたいものだ。もっともこちらは、そう簡単ではないのだが。無心で生きて行こう。これからは、一日一日がものすごく貴重でかけがえのないものだと思う。