朝から

朝からフォルクローレを聴くという贅沢をしている。引っ越す前に少しだけだが買っておいたＣＤがあったのだが、それを聞いている。ケーナの高い音色とかサンポーニャの神秘的な響き、チャランゴの南米的な雰囲気が好きだ。ずっと曲を流していると何でも仕事がスカスカできるような気がしてくる。軽快な曲が多い。

私も休みの日など興が乗れば、ケーナやホピの笛を吹いてしまう。フォルクローレにはそんな力があるように思う。その力のせいかどうかわからないが、今日はカメラを持って行き、夜のイルミネーションを撮りたいと思っている。きのうあたりからイルミネーションがつき始めた。昼間でもLEDをつけているのが驚きだ。こういう時に夜に強い撮像素子を持つカメラが役立つ。また、それを選べるという贅沢さ。

本当なら、そんなことよりもマニュアルでカメラをいぢればいいのだろうが、そんなことをしている時間が無いのも事実だ。撮影現場というのは、直感とか感じた瞬間が命であり、カメラの設定などしている時間は無い。そうやってカメラのおもしろい部分を避けてきたというだけのことだが。本当なら、まだカメラは欲しいのだが、年内はやめておこうと私らしくない判断になっている。

それは、配達の事情による。東京にいる間に届いて欲しいのだが、よもやの遅配もあり得る時期だ。毎年、この時期に発注して失敗してきたので今年はゆったりとした年末を迎えたいという思いからだ。実に私らしくない、安定志向だ。ひょっとすると在庫がたくさんある安物のやつを一台くらい手にするかもしれない。それで済んだとしたら、安上がりだろう。いや、ホントに。私の無駄使いはそんなものではないのだから。

実際に買わなくともあれこれ思案を巡らせるだけでも楽しい。いかに安く、安全に買うかの勝負だ。安いだけならたくさん店があるのだが、ばったもんをつかまされたこともあったので最近はやめている。特にカメラのような商品はやめておいた方がいいと思っている。できるだけトラブル無く、満足して入手しなければ、購入しても使わなくなることがわかっている。無駄なことだが、事実だ。

といって、大手で買えばいいのかというとそうでもない。大手も安売り店もそう値段が変わらない、そんな時がチャンスだ。大手だとＳＯＮＹ様とトラブルがあっても現品交換も可能だ。これには驚いたが、そのカメラは二度と使わない。そういうもんだろう。私の常識では。