音

ようやく新居でもＣＤが聴ける環境にしたのだが、なかなか音を出す雰囲気にない。日曜日の今日でも静かなのであえて音を出して雰囲気をぶちこわしたくない感じだ。もうちょい冬が厳しくなって風がうるさいほどに吹き出したら、その時は音楽なども聴けるだろう。

居心地がいいので土日といえども午後をかなり回るまで外に出る気がしない。なんなら一日中いてもいいくらいだ。天気のいい今日などは、浪人時代に過ごした日々を思い出すような雰囲気を持つ部屋なので余計に昔を思い出しつつボーとしてしまう。そう、ボーとするのが私の得意技だ。ちょっとでも片付けようという気が起きればいいのだが。

実際には、運動をしない日は眠れないのでしぶしぶ外に出るのだが、夕方帰ってくる頃にはへとへとに疲れてモノも言えない状態のことが多い。５０でもあるし、やはり寄る年波には勝てないということなのだろうか。消耗するので買って食べ、仕事に備えるというのがせいいっぱいというところか。それ故に片付かないのだという原理がある。とても、それ以上に趣味を楽しんだりとかの余裕があるわけではない。

それでも救いは、日々が楽しいということだろう。それは、それなりの投資をして自分が楽しめるためのおもちゃもあるからだ。さすがにこれさえも無いとなると楽しくない。仕事もむなしいということになりかねない。その点ではギリギリふんばっているのだが。要するにもうちょいパッパッと動きたいという理想があるということ。

この１０年、別に私は６０で死ぬわけではないのだが、この１０年にかけている。がんばろうと思う。体はどんどん衰えて来るのだがやれることも多い。食べて出して眠れていればだいたいは大丈夫だ。運命に任せて激しく感情を乱したりしないようにしたい。それよりもやるべきことをきちんとこなして行きたい。私一人でどうなるものでもないが、政治のことも関与して行こうと思っている。

私にとってリタイアが一番恐ろしい。私が終わるつもりがなくとも周囲は「じいさん」扱いだろうから。じいさんでも元気でいられるようでありたい。