フラッシュバック

いまさらのようにゴミ屋敷の光景がフラッシュバックしてくる。既に完全移動を終わった後なのに。それだけ、自分でもどうにもならないと思えたゴミの山だったのだ。どこかを触ればどこかが崩れるというパターンだ。結局、触らない方がいいということになり、そうじをしなくなる。ゴミ屋敷が生まれる構造だ。

最終的にはヤマトの手を借りなければどうにもならなかった。自分にしか仕分けはできないのだと言いつつも、最後までできずゴミも含めて新居に持って来なければならなかった。むしろ本当の仕分けはこれからなのだ。そして、休みになって感じるのはなかなか進まないということ。片付けは、常に何かを買うこととセットになっていることに気が付く。そちらも面倒だが、片付くイメージをふくらませることができなくなっている。

エアコンやテレビを買うのもいいのだが、これらを搬入する通路さえ確保できていないのだ。そして、来週にはそろそろ期限が来るので片付けに追われることになる。それが面倒なのでついついパソコンに逃げてしまう。最近入手した本によると、このパソコンをやり過ぎるのが「疲れ」の原因のようだ。ただ、この先生も実践でそうだと思っても理論的な裏づけは今後の研究に待たなければならないとしている。私もずいぶん前から胸鎖乳突筋のコリがいろんな精神的不調を引き起こすことを知り、アンメルツをぬったりしている。

目の前の煩わしさから一時でも逃れたいという気持ちが、最終的には巨大なゴミの山を築くことにつながるようだ。時間があまり無いのは事実だ。そして、限りあることも。自分のことだけを言うならば、今後もゴミ屋敷でいいのだが、お袋をはじめ仕事仲間、親友、友達、兄貴をここに呼ぶことも考えている以上、ちゃんとしなければならんだろう。必要なものは買い、整理して行くことを目指さなければなるまい。