江戸川区

ゴロゴロしていても夜、眠れなくなるので外に出てきた。歩きもよかったが、ちょっと気分転換したくて自転車で出ることにした。今日は、そうしたくなるような上天気だった。実際、ライナー付のパーカーを着て出たら汗をかいてしまった。

それにしても江戸川登りは、のどかだった。東京であることを忘れさせてくれる。天気のいい日には毎回行きたくなった。ずっと私には、江戸川区と葛飾区が頭の中で結びついていなかったのだが、今日の小旅行でかっちりと結びついた。柴又と鹿骨が線で結ばれた感じだ。

東京に出てきて７年間は住んだ鹿骨のアパートは健在だった。今の時代、厳しいのではないかと思うが、５万で自分の部屋が借りられるとすればそれもええかとなるかもしれない。不便な所なので、時間が惜しい人には向かない。７年前の私には時間は問題ではなかった。色っぽい話はほとんど無かったが、それなりに楽しい時間は過ごせた場所だ。

それにしても懐かしかった。あの辺鄙なところになぜか伊勢屋というだんご屋があったのだが、ちゃんと営業していた。当時は何でこんなところでと思っていたのだが、今でもわからない。儲かるとも思えないのだが、風景にはなじんでいる。住む場所としては好きな所で、今でも静かな所だ。

サドルカバーを忘れて行ったためおケツが痛くて困った。行ったのは良かったが帰るのがしんどかった。ただ、帰りは多少なりとも坂になっているので柴又までは一気に帰れる。こんなものかと思えるほど楽勝だった。歯医者に通うのにはぜひ自転車で行こうと思った。