片付け～新生活

非常にゆっくりだが、確実に「片付け」は進んでいる。持ってきている「荷物」にはゴミも大量に含まれる。この中から、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」と分けるだけでもけっこう片付く。先週は、「粗大ゴミ」の予約を怠ったが、これも使えば、そこそこ片付く。テレビが着く日までになんとか廊下の箱くらいは整理しておきたい。

あまりに気持ちが滅入ることないように、集中する時とゆるむ時を適度に入れていきたい。片付けは、むろん集中しないとできるものではない。しかし、これを一日やると気分はたいそう落ち込む。いつまでこんなことが続くのか、と考え込んでしまうのだ。新居では、さすがにこれは避けるべきだろう。

今日は、完全引っ越しを済ませ新宅に来て最初の土曜日だ。本来ならば、落ち着きと満足で迎えられるはずなのだが、体調の悪さのせいか、そんなに穏やかな気分ではない。朝から、ゴミ出しをしたりしたが体はだるい。できることならゴロゴロしていたい気分だ。午前中に受け取る荷物もあるのでやはり、出るのは午後からになりそうだ。主婦のごとく、野菜とか果物を買いに出かける。

新宅の欠点をあえてあげるとすると、朝が暗いことだ。今日など５時に起きたが、まだ暗い。旧宅なら東向きだったので夜が明ける状態がよく見えてものすごくいい気分だった。その代わり、新宅ではいったん日が上がると夕方まで日差しがあるのでこれまた気分はいい。布団も長いこと干せる。

それにしても私は、どこまでいっても男であることを思い知らされる。例の妄想の世界だ。パートナーたちは、「風俗に行けば？」と簡単に言うのだが、そんなに簡単なものではないのだ。適当に行けば、適当にあしらわれるのだけだからだ。結婚していても、恋人がいても「妄想」の世界は解決するわけではない。やはり、個人の問題なのだと思う。私が親友やタイの友人と親しくできるのも、この妄想の世界のお話が普通にできるからだ。

私は、性欲というのは生きる原動力だと思っている。女の事情は疎いのだが、まったく無関心だというのでは、明らかに生命力において劣るのではないかと思っている。男であれば、当然のことながら、「やる気もない」と見ていい。常に性欲の処理ばかりに心をくだいているわけではないので、ついついその中身にはおろそかになりがちだ。適度なタイミングで良質なスケベイメージがあればいいのだが、ほとんどの未婚の男は困っているのではないか。相手があってのことなので、恋人がいても結婚していても、必ずしもうまく「処理」できるとは限らないと思う。

クラスメートは、奥さんに「そういうのは、もう卒業して」と言われたという。女から見れば、性欲は「卒業できる」ものらしい。馬鹿なことを！男に性欲が無くなれば、即、死であることをわかっていない。そこまで性の問題は切実なのだ。夫婦でもそんなことがわからないのだろうか。あるいは、うまく行かない夫婦だけの話なのだろうか。未婚の私にはわからない。