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つれとのカラオケでべーやんの『忘れな詩』を歌いたかったのだが、カラオケには入っていなかった。私のように暗い人間は、よくこういう歌で体を震わせたり、リズムをとったりする。龍雲の歌でのりのりになったりするくらいだから、あまり不思議なことではないのだが、事情を知らない人が見ると異様に感じるだろう。私には、ものすごく落ち着く行動なのだが。

もう過ぎ去ったことなのだが、私はもう少し事情を知っておくべきだったような気がする。アリスがなんで解散したのかとか全く知らなかった。その頃は、龍雲が最愛の人だったので興味が無かったと言えばそれまでなのだが、高校時代ものすごく影響を受けたグループだったのだから。そして今でも昔を懐かしむようにカラオケではアリスが一番よく歌う歌手なのだ。つれも谷村新司、堀内孝雄が多い。仕事で集中するためによくアリスを聴くのだが、こんな曲あったんかと思うものも少なくない。

私にとってアリスとは、兄貴の影響で聴き始めたのだと思う。クラスメートにも好きな連中がいたが、多くはかぐや姫とか風とかが人気だった。青春映画のようにギターを持ってきたりする者もいた。高校2年の段階なのでまだまだ教室には牧歌的な雰囲気があったのだ。

兄貴が大学へ行き、一人受験を続けた私は、かぐや姫とか風との関連からイルカを聴いたりした。イルカも良かったが、浪人時代のすさんだ気持ちをカバーするにはやや弱かったように思う。あの時代、私の心をがっちりととらえたのは、やはり龍雲だった。以後は、京都時代、岡山出戻り時代、現在の東京時代と龍雲無しには考えられない私だった。

先月から1月しか経っていないが、つれとまた飲んできた。割烹という雰囲気の店だった。「おめーがおらん世の中は考えられんわ。」といきなり切り出すと「わしゅー先に殺すんか?」とつれ。そうではないのだが、私にとって、パートナーやつれのいない世の中というのが想像もつかないという本音なのだ。50にして喘息が出たりするくらいだし、ぽっくりと私が逝ってしまうことも大いにあり得る。私は、死を前にしたらどんなふうに心を保てばいいのか、いつも考えている。誰かの役に立てるかもしれない。

べーやんの「忘れな詩」も印象的な歌だが、龍雲の歌の数々も私には忘れることのできない魂の響きだ。これからも仕事中に、通勤途中にお世話になるだろう。結果として、心豊かに安定的に日々を過ごせればそれでいいのだ。とてものれる歌ではないにもかかわらず体が動くのは、やはり、「せつなさ」の故だろうか。龍雲自身も「せつなさ」が自分の歌の核心だと言っている。龍雲の魂の叫びに触れれば当然体も動く。べーやんの歌でも同じこと。
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