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「友情」の続き。成長したマックスたちは、政治家の用心棒となった。しかし、ヌードルスと意見が分かれるようになったからなのか、マックスは連邦準備銀行を襲撃することを計画する。ヌードルスは、反対しパーティーを途中で抜け出し、仲間を救おうとして「密告」する。マックスや他の仲間達3人は銃撃されて死んでしまった。

ここからが、この映画の複雑なところで連邦準備銀行の襲撃計画とヌードルスの密告は、マックスにとって織り込み済みのことだったのだ。銃撃されて死んだと思われたマックスは「替え玉」だった。ヌードルスは、そのことを35年も経った後に政治家に転身したマックス本人に知らされる。

ヌードルスは、「組織」の裏切り者とされ以降35年もの潜伏生活が始まるのだが、マックス達の墓が移転したという通知が届き、若き日に暮らした場所に戻る。当時の関係者を訪ねて回るヌードルスだが、真相は、ベイリー長官(マックスの政治家としての姿)主催のパーティーに招待されるまでわからない。ここでヌードルスは、マックスと再会することになる。

マックスは、政治家として汚職まみれになっており、公聴会で証言して本当のことを言えば長い牢屋生活は必至であり、それよりか「死」を選びたかったようだ。その際は、長年、裏切り続け恋人も奪った、かつての友ヌードルスに自分を殺してもらいたいという「殺人依頼」をするためにヌードルスを探して呼び寄せたのだった。「裏切りには復習しろ。」とヌードルスにピストルを差し出すマックス。

ヌードルスは、食うためにこの35年、雇われ殺人もやってきたと告白する。しかし、「君の依頼は断る。」と言うのだった。マックスは、「それが復習か?」と詰め寄るのだが、ヌードルスは「ノー。」と言う。「おれの物語は単純だ。かつて友達がいた。救おうとして密告したが、それが芝居だったとはね。」と言い残してマックスの前から立ち去るのだった。

まさにこの点が、友情は裏切ることができないという箇所なのだ。心底信じていた相手に裏切られて、裏切りには復習しろと言われてもなかなか、気が抜けて怒る気もしなくなるもんだろう。理想論だが、信じ合う者同士は、永遠に信じ合うしかないのだ。裏切りは、お互いに深い傷跡を残すだけなのだ。

20代の大半を京都で過ごした私だったが、大きな裏切りにあったわけではないのだが、社会の汚さ、不条理さを何度も味わったことはある。私の性格がこうだから仕方ないのかもしれないが、恋を成就させることもできず厳しい日々の連続だった。それだからこそ、この映画が示してくれたようなメッセージが私には大きく響いたのだった。

後に東京でも痛い目に遭って思うのだが、生きるために裏切りも、ウソをつくこともやっていかなければいけないようだ。ただ、私にはそれだけはできないと思っている。それは、生き方の問題でもあるし、信念でもある。まっすぐにどこまで生きられるのか、それが私の信条であるし生きる意味でもある。ウソや裏切りで多少の得をしたところで私には価値ではないのだ。

(つづく)
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