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眠れない時には、なぜ眠れないのか、どうやったら眠れるのか、そんなことばかり考えることだろう。私もそうだった。そのあせりが、睡眠薬・抗不安薬などのベンゾジアゼピン誘導体の薬を受け入れてしまう。
誰でも経験があるように、1日、2日寝なくとも死ぬようなことはない。むしろ次の日によく眠れるくらいだ。だが、そうは考えずに「このまま眠れない日々が続いたらどうしよう」と考えるものだ。さすがに不眠が続くと頭がボーとしてきて疲れやすい。それでも死ぬようなことはないことを何度も何度も確認しておくべきだ。
体が、最低限必要な睡眠を確保してくれているので、大丈夫なのだ。結局、眠れない時には寝ない、というのが最も有効な対処の仕方ではないかと思う。健康な人というものは、眠れない時には寝ないのだ。朝まででも本を読むのだ。これでいいのではないかと思う。
気分が晴れない時はどうすればいいのだろうか。これも基本は同じだと思う。あせると、妙な薬に手を出してしまいやすい。気分が晴れない時は、ドップリそれにつかることでいいのではないだろうか。晴れないのだから仕方ないだろう。また、晴れる時も来るのだから。永遠に続くことなどあり得ないのだから。
気分転換にとあれこれ手を出すことも良くないだろう。そんなことで気分が晴れるのであれば、既にやっているからだ。音楽や、写真や絵画といった芸術がやがては心を癒してくれることは想像に難くないが、その時が来るのをじっと待つべきだろう。自分の心を信じて回復を待つことだ。何もすることはないと思う。
ある時、突然、部屋の片付けができたり、ウォーキングが爽快にできたりすることがあり得る。心境の変化か、それとも体の周期的なものなのか誰もわからない。要は、一定のリラックスの後には、活動意欲が生まれるという当たり前のことかもしれない。そうであれば、体に人工的なもの、つまり、薬をできるだけ入れないことが重要になってくる。今、けっこう薬を使っているならば、徐々に減らすことを考えたらいい。ガチガチにならないことだ。柔軟に考えればいい。
ゆったりした気持ちで、楽なスケジュールを作ってみることだ。薬は、確実に止めることはできるし、気持ちも晴れるだろう。時には、思い出にひたるのも悪くはない。悪い思い出ばかりではない人ならば、なおさらだ。
眠れないこと、気分が晴れないことを「おいしい」と思えるとしたらしめたものだ。自分のこれまでの生き方に何か変えなければならないことがあるという証拠だからだ。そして、それを変えた時、新しい新たな自分がそこにいると思う。「何か」とは、まじめな人だけがわかることであり、恐らくは、「前向きな」考えが潜んでいることだろうと思う。
不真面目な人間や、やる気の無い人間に悩みなど無いし、不眠も無い。ましてや、気分が晴れないなどあり得ない話だ。不眠や、気分が晴れないという現象は、まじめでひたむきな人だけに与えられた、新生のチャンスなのだ。そのことをしっかりと受け止めて欲しい。
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