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親友の誘いで、店のアルバイト嬢の送別会に「おじゃま虫」として参加させてもらった。もちろん、今までもこんな会に参加したことはなかったのだが、ツレが誘うということはよほどの理由があるのだと思い、けっこう早い段階から「行く」と返事をしていた。

普通の男なら、相手を見つけるのに絶好のチャンスと考えてホイホイ参加するのだろうが、私は、こういうのが苦手なので普段ならば行かない。ツレが「来んか」というのには理由があって、「飲み友達」だという女性を紹介したいのだと私には思えた。これまでもそうだったように、こういう場合、必ずといっていいほどにツレと彼女の交際スタートになるのだった。つまり、私がダシとして使われるわけだ。歳も歳なので、そういうことならと二つ返事で参加することにしたのだった。

合コンといっても男は私とツレだけであり、女性陣は8人もいた。それぞれ初対面の人もいたのだが、基本はツレの店を卒業するので、その送別会という名目だった。彼女たちには私が出ることは知らされていたと思うが、「?」という存在だったのではないだろうか。特にしゃべるでもなく、食べるでもなく、飲むでもなく、何しに来たの?という感覚ではなかったろうか。私は、逆に「どんな仕事をしているんですか?」と聞かれたくらいだった。

おもしろいことに、最初の店で出そろった女性陣の中には、まだツレの紹介したがっているはずの人はいなかった。二次会から参加するという返事をもらっているのだという。結局、最初の店では彼女は現れず、次に行ったおしゃれなバーのようなところで今度は、総勢6人で飲みつつ待つことになった。私は、なんと昔懐かしいジョニ黒を飲んだ。飲むほどに口もなめらかになり、最初の店よりもたくさん話した。

見た感じ、つれあいのいるような様子がなかった彼女たちだったが、一人は「いる」と公言していた。他の人は、「募集中」なのだという。「先生は?」と聞くと、「あ、エロエロでだめです。」と即座に返ってきた。前の店でも感じたことだが、下ネタが一切だめのようだった。女の職場にいるとそうなるのだろうか。科は違うが、彼女たちの仕事は、看護師だ。医者は、普通に話しても彼女たちにしてみれば、エロい話なのだろう。

私に言わせれば、男の性欲、女の性欲という区別は無くて、女の気に入るタイミングでのエロでなければ受け入れられないということなのだろうと思う。しかも、そのエロは、男が考えるような単純で即物的なものではなくて、じらしにじらされるような長時間に及ぶエロなのだと思う。確かに男にはつらい内容だ。とりわけ、彼女たちの感じる医者のエロ発言は、受け入れがたいものなのだろう。

良い機会なので、私の前に座っていた3人に「趣味は?」と聞いてみた。しかし、「これです」と言えるようなものは何も無いらしく「う~ん」と考え込んでいた。そんなにお金を使えるわけでもなく「本を読むくらい」だそうだ。しかも、私が好むような小難しいものではなく小説のようだ。「笛を吹くとか?」と聞いてみたが「えー!」とむしろ、その方が異常なような反応だった。看護師として忙しい毎日を送っていると、そんな暇も無いのだろう。

私も20代の頃は、特に趣味などなかったと思う。しかし、勉強はしたいので何か趣味が欲しいと思っていたのだった。机に向かって勉強するのだが、どうしても飽きてしまい、眠たくなってしまう。気分転換が重要だと考えたわけだ。映画「アマデウス」をきっかけにモーツァルトを趣味として取り込んだのは大きかったように思う。モーツァルトのCD蒐集も趣味となった。時間が無いので小難しい本を漁るのも趣味となった。「いずれ」読むために今は資料集めをしようというのが京都時代だったと思う。

今につながる趣味としてカメラがあるのだが、これは、親父のおかげだった。自分がカメラを買ったので私にもということだったのだ。キャノンのフォーカスエイド式の安いものだったが、非常にうれしかったのを覚えている。私が、他人に自分の趣味を押しつけるのは、こういう経験があるのと、親父の背中を見て育ったからなのだと思う。京都時代、カメラを持って撮影に出かけたという記憶があまりないのだが、友人たちとの交流の機会に写したことを覚えている。今でもやっているし、カメラというのは私の重要な趣味の一つになっている。

彼女たちは遠慮が無く見知らぬおじさんを前にしても飲むわ食べるわだった。飲み放題だったので、飲みきらないうちに次をたのみ、結局、飲まずに終わった飲み物もあった。岡山では珍しく、人気の店のようで時間が厳しく限られていて、時間切れで追い出されるように一次会は終わった。

件の彼女を待つために、おしゃれなバーのようなところに入った。1時間くらい待っただろうか、その彼女が到着した。

見た感じは、そんなに悪いというほどではないのだが、ツレの言う通り、「べっぴん」ではなかった。私は、ツレの彼女がうらやましいと思ったことがないのだが、今回も同じだった。ただ、ツレは、「飲み友達」だとしつこく言っていただけに、本当にそうなのかもとも思った。少しして、「こりゃアカン」と思ったのは、タバコを吸うことがわかったからだ。ヨメさん候補として喫煙者は論外だろう。

性格的には、さばさばしていて男まさり、すばしこそうということでヨメさんになれば男には便利だが、「愛情」という面からは長続きできるとは限らないと思った。私も、この世の中を生きるには実力不足の男として、すばしこいヨメさんをもらうことが、「得」なのだと思うが、そこには、「好きだ」という気持ちが入っていない。後々やっかいなことにつながる元になるのだ。実は、ツレもそれで一度、結婚に失敗している。私も数年前、うまく事が運んでいたら、今頃、離婚ということになっていたのではないだろうか。

私も、男まさりの女をおもしろいと思うのだが、一緒に暮らす相手としては見られないということだろう。やはり、あっちへぶつかり、こっちへぶつかりでさっぱり要領を得ないヨメさんの方が愛情がわくということではないか。両方とも「男」だと、当然のことながら夫婦間はうまく行かない。

東京への帰り道、「おめーが飲み友達、言うとんがようわかったわ」と書いて送ったのだが、特に感想は戻ってこなかった。今回の「合コン」は何かの謎かけだったのだろうか、それとも単なるツレの気まぐれなのか。今度も誘われるようなことがあれば、これは「怪しい」と思わなければならない。親友の恋愛問題だけに、「勝手にドーゾ」とも言えず、はたまた「絶対反対」とも言えず困っている。愛情を最優先にしない結婚は、反対ということは言えるのだが。

彼女は、まじめに必死に生きているのだと思う。しかし、そのひずみが喫煙という行動に走らせるのだろう。この日、同席したどの女性も喫煙はしない。看護師として当然の行動だろうと思う。今の私は、なんとかその「病気」を治すことに協力したいという立場だが、今のところ、漸減法で徐々に本数を減らすということくらいしか知識がない。本人に、「病気」だという認識が無いとどうにもならないことも事実だ。タバコを止めると寿命が延びるかもしれないということも頭に入れることだろう。

それにしても、ツレときたらよくも毎回、同じような彼女候補を見つけてくるもんだ。あまりに女っぽ過ぎて何を考えているのかわからない、という相手よりも、「男」感覚でさばさばした相手の方がより惹かれるということなのだろうか。こちらも生きている以上、相手も生きている。言葉にはならないがお互いに惹かれるものがあるのならば、この行き着く先は、「結婚」ということになるのだろうか。次にツレに会う時には、じっくりとそのことを聞いてみたい。

私も、「友だち」からつき合ってみたいという感じの女がいたが、確かにあまりにも年齢の差を感じてしまい、黙り込んでしまった。ただし、男と女という観点からは、少しも遠慮をするつもりはない。相手が、30歳近く年下でも「女」として見られる。男にとってあまり、年齢は問題ではないのだ。人間として惚れられるかどうかではないか。もっとも、下ネタ一切シャットアウトの彼女たちと私がねんごろになる可能性は、限りなくゼロに近いだろう。
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