帰還

夕べ、そんなに遅くなく東京に帰還した。新幹線は、空いていた。新幹線の中でも少し寝たし、帰ってきてからも12時過ぎには激しい睡魔に襲われて7時過ぎまで寝てしまった。7時間も寝るなど近年ちょっと見られなかったことだ。よほど疲れたのだろう。

実は、もっともっと疲れるはずだった。まず、嵐山へ行き観光、その後、嵐電に乗って北野白梅町まで行き徒歩で金閣寺へ、そして近くにあるという天神さんに行く予定だったが、金閣寺で既にけっこう強い雨に降り込められた。金閣寺の観光もそこそこにしてバスで京都駅へ直行したのだった。

天神さんに寄ろうとしたのは、京都時代、恋いこがれていた女性の出身地だったということがあったからだ。今でもそうかもしれないが、貧乏長屋があるのだという。その昔、京都を出ることになった時、一度訪れたような気がするのだが、よく覚えていない。そこで今回、じっくりビデオで残しておこうと思ったのだった。

嵐山は、典型的な観光コースを歩いただけなのだが、意外に空いていた。月曜日だからなのかどうかわからない。渡月橋を渡ったが、よくある田舎の風景なのでとりたてて「美しい」ほどではなかった。むしろ、寒いということの方が気になったくらいだ。嵐山でも、通のコースがあるのかもしれない。

前日に、懐かしい詩仙堂に行ったのは良かったと思う。詩仙堂そのものも数年ぶりだが、その上方にある狸谷山不動尊に立ち寄ったのだ。ここは、その昔、親父らとも行ったことのある思いでの地であった。親父がビデオを回していたのを思い出して行ってみたくなった。