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宿泊しているホテルで結婚式をやっていた。もちろん、様子など、うかがえるわけではないのだが、なんと花嫁がジャンパーを羽織ってエスカレーターに乗っているのを見かけた。これは、本人なのか、それともその友人なのだろうか。

髪の毛もつややかで顔もなかなかの美人だった。そして真っ白なレースのウエディングドレスが直視するにはまぶしいくらいだった。こういうのを見せられると夫は、がんばるんだろうなと思いつつ私も釘付けになってしまった。

結婚できるとして、「結婚式なんかどうでもええわ」と思うものの、現実に花嫁を見ると、そう何回も見られるものでもないので「結婚式もええなあ」と思えてしまう。病床においても私の嫁さんのことを心配していた父も、既にいないだけに寂しい結婚式になるだろうが、万一、結婚ということになれば、嫁さんの花嫁姿くらいは見たいと思うようになった。

さんまがテレビで結婚生活のことを語っているのを見て驚いた。離婚を決めてから、2年も同居していたという。ほとんどの人にとって結婚とは、ある種の賭けに等しい。相手に、いい意味での新しい発見があれば、うれしいが逆の場合が多いから離婚があるのだろう。私のように、そもそも合わせられない人間なので、合わせる気が無い場合は、結婚そのものが非常に難しい。たいていの場合、生の男を見ていいと思う女は少ないだろう。男がなんらかの「擬態」をするので女は「この相手なら」と錯覚するのだと思う。

私もできないことはないと思うが、自分が自分でなくなるような気がしてそれは長続きしないと感じる。男も女も自分のままでいられる相手を求めていると思うが、それは私が身をもって経験してきたように、なかなか難しい。しかし、その奇跡のような出会いがあれば、よほどの裏切りでもない限り、生涯、夫婦でいられるのではないか。本当のところは、誰もそれを求めていることだろう。ただし、「本当の相手」が曲者で名札に書かれているわけではないのだ。多くの場合、なくした時にそれに気がつくのではないだろうか。

私がこの京都で愛だの恋だのと騒いでいたのは、もう25年も前のことだった。当時の憧れの女性も今では私と同じように、おばはん化していることだろう。偶然、出会ったとしても「おたく、どちらさん?」と言ってしまうだろう。年月は、残酷にお互いに降り注いでいる。一つだけ思うのは、彼女たちは、うまく勝馬に乗ったのだろうか、ということ。

この間、同窓会で再会したクラスメートと同じように私が、結婚して父となり、人の親になるためには、京都時代に結婚していなければならなかった。いや、もう少し後でも良かったのだが、クラスメートと同じ年頃の子供を持つ親という意味においてだ。しかし、当時もその後も私には過酷な状況しかなかった。己のまいた種ではあるのだが、当時の私に「さらなる改善」を求められてもどうにもならなかったことだろう。

仕事に関する限りでは、私には受験時代からの「やる気」がみなぎっていたので、それが大きく役立ったと認識している。結果的には、今の仕事にもつながったと思う。ただ、女についてはどうか。積極的な努力といっても、田舎もんの私にはウソをつかないくらいしか無いのも事実だ。岡山の親友のように、ナイトのように振る舞えと言われても、無理があるのだった。

普通は、仕事もなんとかなっていたら、ここらで身を固めてということになるのかもしれないが、私の場合は、仕事のための研究とかその仕事の前提となるこの国の未来のことで頭がいっぱいだ。男である以上、きのう花嫁を見てハッとしたように気にならないわけがないのだが。

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