ipad

ipadは、出版不況の救世主とはならないのかもしれない。いろいろと噂はあったものの、出てきたモノは普通の液晶画面だったからだ。これでは、「目が疲れる」という問題は解消されていないのではないかと思える。

しかし、新しい人々はこれを問題とはとらえず「慣れる」こともあるのだろうかとも思う。それは、私がノートパソコンの前にいる時間が至福の時と感じているのと同じようなものだ。普通には、液晶画面が疲れていろいろな症状を引き起こすとされている。この私でも調子の悪いときにはノートパソコンは開かないのだ。ただ、そんなことは非常にまれでほぼ毎日ノートパソコンは酷使される。長文も涙を流しつつ読んでしまう。

ipadも結局は、「慣れ」で使われるようになるという予測も成り立つのではないかと思うようになっている。スティーブは、きのうのプレゼンでは乗り気ではないようなそぶりを見せていたそうだが、彼がこういう態度を見せるとき、それは「本気」だということらしい。ipodに動画を入れるのは意味が無いと言いながら、現在では普通に動画を見ている。読書端末に適さないと言われつつも、やってしまうのかもしれない。電子書籍を流通させるしくみは既にあるからだ。

一方で、ipadは中途半端なマシンらしい。いわゆるOSらしいもので動いているわけではないからだ。組込型のOSといってもいいのだろう。iphone OSの拡張版で動くマシンらしい。この恩恵は、ipod touchのアプリがすべて使えるということだ。辞書が、ipadで使えるのなら、私は十分満足できる。ただ、これを仕事に使おうとしたらたちまちボロが出るようだ。マルチタスクではないので１つのことしかできないということだ。本を読みながら、音楽を聴くことくらいはできるのだろうか。

いろいろとつっこみどころのあるマシンなのだが、今後の仕事にも大きく関わるので当然、買う予定だ。ダメマシンということがわかるならば、それだけでも大きな成果だ。