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NHKが龍馬伝をやるというので本を物色している。1話を見たが、見れないことはないと思った。ただ、脚色が多いだろうしウソを垂れ流すNHK製作であるし全部見る自信はない。私が坂本龍馬に興味を持つのはただ1つ、倒幕の頃のことを調べたいからだ。日本史の先生に教わったのは教わったのだが、自分の勉強として本を読んだことはあまりなかったのだ。

何が興味あるのかというと、明治維新というのが最初、「攘夷」と叫ばれつつ、「尊皇攘夷」→「倒幕」に至ったというようなことを聞いたからだ。当時の私には、この辺の事情がよくわからず、いい加減にしか聞いていなかった。というか、私の恩師は難しい話しかしないのだ。難しい話をして生徒に自発的な勉強を促すという手法の先生だったのだ。龍馬の研究をすることでこの辺の事情で少しでも真実に近づけるのでは、と思ったのだ。

これまでにも少しは勉強したことのある分野だが、龍馬に関することはあまり知らない。歴史小説家などにねつ造されたことも多いだろうし、意外に真実に迫るのは難しいかもしれない。ただ、新たなことを始めるというのは、望ましいのでぜひやってみたいと思う。暗殺の真相も未だによくわからない所がある以上、これはおもしろいとみるべきだろう。

私が龍馬を調べそこねたのは、同時代の人(いや、少し後かもしれない。)、中江兆民や植木枝盛の方により強い興味を持ったからだった。京都時代のことだが、当時(1980年代)は書店に勤務していたので中江兆民や植木枝盛の本を買いまくっていた。しかし、明治の時代の人の文章なので簡単ではない。家長三郎氏の著書をたよりに少しくらいは読めたがほとんどは読めないというありさまだった。とにかく、読めなくても買っておかなければならないというほど重要な本だったのだ。

京都に出てすぐ頃に小学館『昭和の歴史』シリーズの刊行が始まり、私はこれをむさぼるように読んだ。長い浪人生活で好きな勉強が出来なかっただけにこういう本を求めていたのだった。そこで出会ったのが石橋湛山や清沢洌だった。石橋湛山の著書などは、戦前、戦中のものだけに旧漢字だ。今の人が見れば旧漢字だけでも外国語のような錯覚を覚えると思うが、見ていると慣れる。私は、このことを利用してまずは、石橋湛山や清沢洌の著書を読むことから始めて、十分に慣れてから中江兆民、植木枝盛に行こうと考えていた。ロゼッタ・ストーンの原理と言ってもいい。

私の予定ではこれでうまくいける予定だったのだが、研究者でもない私がそんなに研究をする時間があるでもなく、段々と仕事に時間をとられる生活に慣れるに従い、忘れ去っていった。京都時代は、結局、前半はよく勉強をしようといろいろと試みたが、後半は段々と「それよりも仕事」という感じになっていった。岡山に舞い戻っても、勉強は続けられることはなく、仕事探しの日々だったと言っていい。すぐに仕事は見つかるのだが、これまでもずっと書いてきたように、5年も続かない程度の仕事場しか見つからなかった。

今、仕事を得た東京で中江兆民の本をとは思うのだが、依然として難しいことに変わりはない。石橋湛山の本を読んだわけでもなく、今の私にも兆民や枝盛の文章を読むことは難しい。それではと、もう一方の龍馬に興味を抱き調べてみるというのもおもしろいと思ったのだった。もちろん、龍馬の手紙とかよくあるのだが、もっと読めない。ここは、歴史家の文章をあさり、より客観的な真実に近づきたいと思う。
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