「公式行事」初め

昨日は、成田山へ行ってきた。私的な行事ではあるが、会社をやっていて「神だのみ」したいことはあるもので毎年行っている。もっとも成田山は「神」ではないのだが。

昨年末の親友との忘年会が私の年最後の行事だったが、成田山詣では最初の行事になる。お袋が入院した頃から本格的に行くようになった。行っている皆さんも同じような境遇なのだと思う。周辺の田舎の人が行っているのだろうと思う。あか抜けた感じの人はほとんどいない。そして、足が悪いと思われるような人、ようやく立っているような人も来ている。うちのお袋などは、「軽い」方だと思えるくらいたいへんそうな人も来ている。もちろん、車いすの人もいる。毎年、成田山だけは、と決意して来ているのだろうと思う。

朝、6時に起きて帰ったのは夕方だった。ほぼ、1日仕事だった。おみやげもの売り場にも行ったが、ここでも外国製品がたくさん並んでいて買う気をそがれてしまった。漬け物の原材料がインドネシアとかフィリピンなのだ。観光客相手なので、一度売り切ればリピーターは不要とでもいうのだろうか。こういう商売は、次が無いように思えてならない。海外の原材料が悪いとは言わないが、自分の会社さえマネージメントできない会社が、海外のしたたかな商人を相手に原材料の品質管理などできないと思うだけだ。あと、「国産」と表示しているものもたくさんあったのだが、偽装ではないかと思えた。証拠をつかむことができないのでやりたい放題できるからだ。

明けて、11日の今日は休みなのがうれしい。さすがに昨日は疲れた。大した距離を歩いているわけではないのだが、ゾロゾロ歩くのが非常にこたえる。寒さもさほどではなかったので、人が多いことに疲れた。本殿にお参りに行ったのだが、ここが例年に比べ異常に人が多く並ばないと行けないくらいだった。こういう経験は初めてだった。特に「お願い」することは無かった。自分が健康でありたいと思うだけだった。50目前の私にとって、「お金」とか「家」とかの執着は無く、ただ元気で仕事をして行きたいという思いしか無い。ただし、セコい安物のカメラは欲しいのだが。