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私は、昔から勉強が好きで、それ故にお袋や親父から「勉強せられー」と言われることが無性に嫌だった。

もっとも親父は、そういう言い方ではなく私が、『タイガーマスク』とかを見ていると、「また、そねーにやちもねーもんを見ょうらあ。」(やちもねえ=くだらない、岡山弁)とののしるのが常だった。子供の夢を打ち砕き、やる気を無くさせるにはもってこいの言動だった。NHKしか見ない親父にとって、漫画などを見る私を「あほう」としか思えなかったのだと思う。親父は、そんなことをしなくてもそのまま自分の日常を私に見せるだけでよかったのにと思う。今の私の勉強スタイルは、親父のものそのものだからだ。

親に高校に行かせてもらえなかった親父は、学歴に対するコンプレックスが非常に強く、特に「東大卒」にはメロメロだった。実質よりも肩書きを重んじるのが、田舎もんだと思うが、昔は、東大卒=秀才という式は成り立っていた。今の私が、極端に大卒者を罵倒するのと対照的だが、根は一つかもしれない。

私は、いつからか机に向かって歴史の勉強をする親父の姿を憧れを持って見ていたと思う。わからないことがあれば、自分で本を読んで研究するのが、当たり前の姿だったのだ。確かに、学校の勉強をするのは嫌いだったが、学校に行くようになっても勉強の仕方に干渉しなければならない親の姿とは何なのかと感じていた。結局、私は、学校の勉強にはついて行けず、大学にも行けなかったわけだが、その結果は自分で受け止めている。

民主党の政権になって、官僚という名の公務員が注目されているが、彼らもまたあわれな学歴社会の犠牲者だった。その仕事がしたいから公務員になったのではなくて、おそらくは、「安定しているから」「自分が優秀だから」という最悪で、愚かな選択だったのだと思う。それ故に、政権交代など予想もしていなく、来年の参院選が最後のチャンスとばかりに民主党をあの手この手で攻撃しているようだ。今のところ、目に余るのは、検察と厚労省だ。

このような公務員をもっとも的確にとらえているのは、菅直人氏かもしれない。国会ではなかったが、「官僚はバカだ」と言ってのけたくらいだ。「優秀なはずの」官僚としては、許し難い発言だったろう。自民党の手を借りて、菅直人氏を国会で罵倒していた。官僚が本当に優秀な時代もあったが、現在は影も形もないと言うべきだろう。彼らの「優秀さ」を保証するのは、学歴と現在の職だけだ。生きる実力という意味では、学生とほとんど変わらない。国家の行く末よりも自己の利益を優先する彼らを「バカ」と言う菅氏の態度はしごく当たり前ではないのか。

公務員は、本当にその仕事をやりたい人にやらせなければならない。そして、できる限り少なくしなければならないだろう。いつも書くように、今後の公務員はすべて「予備公務員」として採用すべきだ。そして、国民の代表からなる審査機関を設けて、反市民的な公務員は、即時、懲戒免職できるような制度に改めなければならない。警察や、検察などが真っ先にクビになると思うが、それは社会の要請と考えなければならない。

勉強に限らず、「やりたいと思うことをやる」ということがいかに重要かということをこの国は学ばなければならない。そうしないということは、結局、破滅にまで結びつくことを歴史に学ぶべきだ。
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