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ネイティブ・アメリカンのことに私が興味を持ったのはちょうど一年前のことだった。彼らの「笑い」の文化に非常にひかれた。深刻な時にもとりあえず笑うのだそうだ。その結果、中東の民族とは違い、現アメリカ人とも共存していられるという。これが、中東のように恨みは必ず晴らすという文化ならば、永遠に戦争は続くことになる。

その後、少し興味を失ったが、今度は同じ著者による『太ったインディアンの警告』という本を知った。要するに、ネイティブ・アメリカンの現状は、我々への深刻な「啓示」ではないかと言うのだった。もともと体質に合わないアメリカ的な食生活を取り入れたばっかりに太った人々(つまり、病気にかかりやすい人)が増えてきたということだ。これは、数十年あるいは数年後の我々の姿そのものではないのかという思いになったのだった。

今現在、この国ではイタめしだのフランス料理だのと洋食を好む人は少なくない。そしてそれは、ごく普通のことになっている。朝がパンという人も多いことだろう。そして、昔から我々が食べてきた「米」をあまり食べなくなった。その結果、何が起こったかというとアメリカ的な病気が増えてきた。男では肥満になりやすい体質になり、同時にそれは病気になりやすい。女性では、婦人科の病気になりやすくなった。これは、脂っこいものを避けようとするあまり、野菜を食べるのだが、それにかけるドレッシングがかえって油っぽいことで脂っこいもの以上に油脂を摂っていることになっているからだという。気がつかないうちに油を摂り過ぎているそうだ。

こうした我々の体の変調は、どこから来たのかというとやはり、伝統的な日本食をあなどり、洋食がおいしいからと洋食になじんで来たせいではないかということをさかんに主張しているもいる。ネイティブ・アメリカンの歴史を見るとあながちウソでもないように思える。

ネイティブ・アメリカンへの関心は、とりあえずはそこまでだったが、それ以前にも関心はあった。私の大好きな洋画、『Xファイル』によくネイティブ・アメリカンの祈りの様子が出てくるからだ。いつかは調べねばとは思っていた。最近になって再び、興味を持ったのは、音楽つながりだった。年末に気まぐれで南米の民族楽器、サンポーニャに手を出したのだった。もちろんCDも購入した。それが非常に楽しく引き込まれた。さらにと調べていたら、ネイティブ・アメリカンフルートという楽器にたどり着いたわけだ。

既にCDもいくつか入手しているのだが、これがかなりいい。今の私にはぴったりだと思えた。この国の「尺八」に似た響きを持っている。遠い祖先で繋がっているモンゴロイドだけに似た楽器を持っているのだろうか。もちろん、古代のアナサジ族たちがどんな調べをどんなふうに吹いていたのかわからないのだが、それも含めて想像させられるのだった。

今、この国は食文化もズタズタにされつつあるのだが、精神面でもかなりあぶない。自殺者は、もう何年も3万人を超えている。食生活もかなり重要だが、精神文化にもこれといった確固としたものが無いのでどんどん弱ってくるのではないか。私は、ネイティブ・アメリカンフルートの調べを聴いていて、もしかするとこの楽器の音色が相当広範にこの国の人々を癒すのではないかと感じた。肉体的にも精神的にも病んでいるこの国を救うのは、伝統的なものなのかもしれない。食文化や民族楽器がキーとなるかもしれない。自分でものめり込んで行って何らかの成果を出してみたいと思うようになっている。
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