お受験

のりぴーが覚醒剤に手を染めたのは、息子のお受験失敗も一因にあると聞いた。家族ぐるみで付き合いのあった江口洋介の子供は合格したのに自分の息子は不合格になった。それが元で疎遠になったという。

世の中の母親のお受験への執念は、ものすごいものがあると思う。私も、高校受験当時、鬼のような形相の母親を思い出す。私は、常に自信の無い男なのでてっきり受験に失敗したと思っていたのだが、これは判断が厳しすぎて実際には合格していた。しかし、落ちたと思っていた母親の意見には厳しいものがあった。今でも覚えているくらいなので相当にこたえたのだろうと思う、たまたま合格したのでその時の感情はちゃらになったのだろう。

私の言いたいのは、せめて「お受験」のことがきっかけに気分が滅入るようなことのない世の中にしたいということ。幸い、民主党は高校までは義務教育とするらしい。よほど変わった趣味を持たなければ、お受験に奔走することはないのではないか。高校が義務教育になったところで世の母親は、へともないだろうか。名門よりも「実質」を選択することが幸せにつながることを学ぶべきではないか。そうしなければ救われることがない。学校の先生も劣化している世の中では、名門は事実上、意味が無いことはないか。考えて欲しいものだ。