子供のうた

龍雲に限らず、子供のことをうたった歌を持つ歌手は多い。私に子供がいないからなのか、歌手にこれをやられるとゲンナリしてしまう。いかに歌おうと感動が伝わらないのだ。それは、単に私の問題なのだろうか。そこがわからないのでどうもこのところスッキリしない。しかも、龍雲にメッセージとして伝えてしまったので余計にイライラしている。黙っておくことも良かったかもしれないが、それではファンとはいえないと思えた。

客観的に見られるかどうかわからないが、今の龍雲の歌にそれほどの感動が無いのだ。これは、結婚した頃に似ている。それが、離婚した途端にものすごい歌を作るようになった。そして、そこそこ売れているのか、自分でも思うような詞が書けないのではないか。不幸にならなければいい詞が書けないということなのだろうか。結果的にはそうだったのだが、調子が良くても調子が良くなるような詞を書いて欲しい。

１６日のライブは、独特なものがあって「夏祭り」的にやるようにしている。二胡の奏者が演奏したりしていつもとは雰囲気が違う。ただ、ライブにはそれなりの段取りがあるので文句をつけるつもりはない。単に、龍雲にいい歌を作って欲しいと思うだけだ。ライブは、元気かどうか確認しに行くようなものだ。このところ、「悪酔い」していた私だったが、会場が狭苦しい悪コンディションであったにもかかわらず、そうおかしな感じにはならなかった。私としては、ちゃんと見ていた方だ。

文章でもそうなのだが、作れと言われて作れるものではない。何か自分にこだわりがあってそれが何日も熟成された後にようやく言葉として出てくる。詞もそんなものだろうと思っている。私が笛などをプレゼントして気を散らしているのだろうか。

どうも、深く悩むよりも子供について親はどういう思いになるのかを知った方がよさそうだ。もちろん、そういうことはしてみるつもりだが、龍雲が不幸にならなければ、いい歌ができないということは悲しいのでなんとか解決につながる行動を起こしたいものだ。