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20年前の今朝、親父は逝ってしまった。ガンとの苦しい闘いの後の安らかな死であった。私に、もう少し知識があったら、ほんの少しかもしれないが、寿命が延びていたかもしれない。そして、死の直前まで元気で暮らせていたと思う。やれることをやれなかったという思いがあるので今でも悔やまれる。

今も当時も「ガン」といえば大病であり、不治の病であることに変わりはない。そのことを認めた上で、いかに生きるかが勝負なのだ。現在では、本当に治すための積極的な治療もあるし、痛みを積極的に緩和しつつ、ガンに対する抵抗力をつけるという緩和ケア治療もある。医者を換えるという選択もある。昔と違い、病名を聞いてただただ悲しむという時代ではないのだ。

あれから、もう20年も経ってしまったが、当時予想できたその後の困難な生活も必死で耐えてきた。わりとすぐに仕事には恵まれたが、すぐに失職、バイト生活を余儀なくされなかなか厳しい人生を味わった。ただ、岡山では無視された私の「やる気」は東京では評価され、こちらで仕事をすることになった。もう14年になる。

この10数年間は、目の前のことに忙しく過去を振り返るような余裕は全くなかった。今でもそんなに余裕があるわけではないのだが、親父の死から20年も経ったということは認識できる。20年という節目でどうしても書いておかなければならないことは、ガンに対する姿勢だ。

今でも「ガン」と聞けば誰でも悲観して地獄に落とされたような気持ちになると思う。実際に、医者の言うとおりにすると死期を早めることになる。想像してみればわかるように、他人の体のことなど医者にわかるはずがないという事実だ。わかるのは、マニュアル通りにふるまえば、医療行為としてお金を請求できる、ということだけだ。そこには、一人の人間の生命の尊厳のかけらも無い。

「ガン」を告知されたら、初期の治療というのが決定的で「敗者復活」は無いということを本で知った。いざそうなったら、動揺してまともな判断などできないから今から準備しておくというのが最近の私の考えだ。知識を集められるだけ集めておくということだ。それと、この国の医療システムが整うのとどちらが速いかということだろう。

岡山大学がガンの遺伝子治療というもので特許をとっているということを聞いた。特許という言葉を聞いただけで眉唾物ではないかと思った。真の発見ならば、むしろ広く地球全体の人類に知らせたいと思うだろうから。特許をとって金儲けをしなければならないといけない程度の「研究」なのだろうと思う。

親父の死を無駄にしないためにも、自分のためにもガンについての知識を増やしたいと思う。
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