小田急線

今日は用事があり小田急線に乗った。田舎っぽい京成線と違い乗客の格好もあか抜けている。駅もそこそこきれいでおしゃれに感じる。しかし、私は小田急線のそんなところが嫌いだ。かつて、本気でつきあいたいと思っていた女性が小田急沿線に住んでいた。こんな路線に乗るようになるのかと暗い気持ちだったが、あえなくふられて良かったと思う。

まだ、先のことはわからないが、仕事がうまく行くようになれば、年に数回は小田急線に乗るようなことがあるかもしれない。これが東京かと思えるほどに緑が多かった。しかし、よく考えると東京ではなかった。神奈川県なのだった。神奈川も田舎っぽくて好きになりそうな土地ではある。あくまでも田舎の雰囲気を持った神奈川県という意味だ。

会合に参加しただけなのにえらく疲れた。自宅にたどり着いた時にはものを言うのもおっくうなくらい疲れを感じた。行ったことの無い土地にビクビクしつつ行くというのがかなり疲れる。メンバーの多くは、話がしやすい感じの人なので一安心した。問題は、仕事が継続的にあるかどうかというところだろう。私が仕事を依頼できるようになればいいのだが、私はそこまで力を持たない。

１０数年前のことを思い出し、ぼんやりしつつ帰ってきた。実は、以前の担当の自宅に行った際にパートナーともこの路線に乗ったことがある。つきあいたかった女の顔とパートナーの顔が交互に現れては消えるのでまいった。私にはどちらも懐かしい思い出なのだ。パートナーは、今どんな思いで仕事をしているのだろうか。そんなことも思ったりした。