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もう既に古い話題になってしまっているが、中村雅俊の息子が大麻所持で捕まった。そして、雅俊の号泣会見から不起訴で完結してしまったかのようだ。中村雅俊が大粒の涙を流しながら会見する模様は、私のような青春ドラマを見て育った人間には痛ましいものがあった。中村雅俊は大根役者なのだが、彼の演じようとしていた姿勢は、常にまじめで本気だったのだと感じさせられたものだった。

息子が不起訴になったことは、どうも納得できない。この「温情」判断がさらに悪い結果を生みそうだからだ。大麻に限らず、いわゆる「薬」は安易に入れても抜け出すことは難しいからだ。アメリカのように離脱するための組織があるわけでもないこの国では、最初がこのように甘い判断だとさらに深みにはまりやすい。現に多くの芸能人がそうなっている。私としては、さらに困惑する中村雅俊を見たくないのでこう言っているわけだ。

中村雅俊は、これまで順調にやってきたと思う。役者としてはイマイチかもしれないが、その人柄が多くの人を引きつけてきた。記者会見で無邪気にも泣いてしまうあたりが、その裏表のない人柄を思わせる。数年前に青春同窓会に行った時にも来ていて、マイナーな会合でも気を抜くことなく私たちのような見ず知らずのファンにも温かく接していた。テレビで見た通りの人物なのだと感じたものだった。

このような父親からなぜ大麻をやるような息子が育つのだろうか。すぐ想像できるのは、「甘い」子育てだ。やりたい放題をさせていると悪くなるものなのだろうか。子育ての経験の無い私にはよくわからない。友人の息子は、あまりに厳しく育てたので萎縮してしまったと嘆いていた。のびのび育てようとすると犯罪に走り、厳しく育てると何もできなくなるというのだろうか。

私の育った経験からすると、むしろ萎縮した方がいいかもしれない。のびのびもいいのだが、よほど慎重でないとすぐに犯罪に巻き込まれる人生になりやすい。大麻をはじめとする「薬」であったり、暴力事件であったりする。なぜなら、何でも自分の思い通りになると思っているから、暴力・薬に抵抗感が無いのだと思う。

小学校時代、私とIQを争ったクラスメートはその後、東大に行きメーカーの研究員として暮らしている。私と同じ時期に転校して来たのだが、引っ込み思案の私と違って、「おれがおれが」と前に出るタイプだった。上級生にも負けていない正義感の強い人間だったと思う。彼がどのような人生を送ってきたのか、詳しくは知らないのだが少なくとも道を踏み外すことなく生きている。大学に行ったはいいが、あまりにつまらなくて「不登校」に陥ったと他のクラスメートに聞いた。私が大学に行っていても同じような結果だったと思う。

今でも会うこともあるのだが、私の印象は小学校時代と大きく変わるものではない。娘がいるというが、ちゃんと育てられているのか興味あるところだ。結局、彼は慎重な人間だったということなのだろう。実力があっても引くところは引くという堅実な人生だったに違いない。彼のように運動神経は良く、学校の成績も良いとなるとどうしてもスキが生まれるような気がするが、首尾よく大学に行き就職し、結婚し子供にも恵まれている。生きていく上で学びつつの人生だったのだろう。

一方、私は未だ一人で生きている。人付き合いもイマイチだ。自分の夢に限ってもまだまだ半分にもたどり着けていない。比較に意味があるかどうかわからないが、小学生の時代にどうにでもなれる可能性があったのだが、私の方はこうなったということか。確かに私は、前に出るタイプではないが、にもかかわらず慎重では無かった。堅実でも無かった。そうした違いが、結果に現れている、ということだろうか。

中村雅俊の場合は、息子の問題だった。やがて、順番通りで行けば、雅俊の旅立ちの日も見ることになる。その時、私はどんなことを思うだろうか。これまで、自分が永遠に生きるかのような錯覚の中で生きてきただけに年齢の近い人の「死」を知って驚くことが多い。そして、自分もいつかは、望まない死を迎える日が来るのだということを思い知らされる。私のやるべきことは、その日が来ても後悔することの無いような生き方をするということだ。

人にしてあげたいと思うことは、今実行し、自分の努力で済むことは、今努力することだ。嫁さんとか子供については、時代が時代だけに多くを望まないことがいいように思える。つまり、時代が変われば、放っておいても結婚も子育ても可能かもしれないが、今は厳しいということ。もちろん、私という人格を度外視して語れないことなのだが。私は、人に役立つ仕事をしているという実感が好きなので、今の仕事は生涯続けたいと思っている。大きな「あたり」は無いはずなので、今後も低空飛行っぽいが、自分としては不満は無い。それでも夢を目指して生きることに変わりはないのだ。
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