逮捕

小沢氏の秘書を検察がいきなり逮捕して４月２７日現在、釈放もしていないという事件で小沢氏の「説明責任」がずっと言われている。また、金の額ならば、自民のアホセンセの方が高額なのに、小沢氏の秘書だけが逮捕されたのは著しく公平性を欠き、ひいては民主主義の根幹を揺るがしかねない、と言われている。

小沢氏の説明責任は、よく言われるのは、収支報告書にすべて記載しているのでこれ以上必要ないというものだ。私の意見は、まさにそこを報告書の通り説明して、二階とは違うのだということを示せばいいと思うが、これはタイミングが必要だと思う。マスゴミによってゆがめられて報道されるに決まっているからだ。今は、用意するだけでいいのではないかと思う。

また、小沢氏の秘書のみが逮捕されたのは不公平だという意見は、もっともだと思うが、ちょっと弱い。それは、交通機動隊が暴力団らしき車と免許取り立てっぽいおばちゃんのどちらをつかまえたくなるだろうかということを考えてみるといい。本来ならば、公平に違反があればどちらも捕まえなければならない。しかし、現実には警察の「では、あなたは他人が違反すれば同じように違反をするのか？」という論理で黙らせる。

今回の事件は、まさにそこが問われている。検察は、収支報告書をきちんと出している小沢氏をぱくったのだった。その方が楽であるし、いろんな意味で有効だからだ。下手に権力に手を出すと意趣返しにあうかもしれないし、自分たちの「主人」を弱らせるようなことをしても同じことでやりたくはないはずだ。そもそも、今は検察組織の存在意義が問われているようで、「手柄」をあげる必要があった。最も効果的な選択が、小沢氏の秘書を逮捕監禁することだった。あわよくば、この国の民主主義を葬ることができる。

従って、検察の行動そのものを直接に攻撃しなければ意味が無い。おそらく、小沢氏はその準備をしているのだろうと思うが、まずは検察が次の動きを見せてから、ということだろうか。私としては、あの間抜け顔をした検察のトップを国会に引きずり出して、懲戒免職にしてやりたい。民衆の意に背くとひどい目にあうということを示すことができればいいのだが。