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今年一年の経験を経て、私は近しい人たちに「笛」の効用を説いてきた。というよりも、自分の趣味を押しつけてきた。しかし、ほとんどは拒絶にあい散々だった。本気で癒しの効果があることを実感するだけに残念なことだと思っていた。

田舎に戻ってきて久しぶりに、いとこと会う機会があったのでホピの笛を吹いて自慢する予定だった。ところが、例によってスースーしか鳴らず、あきらめていたら、いとこが興味を持って吹き始めたのだった。しかも、何度かのチャレンジの末、けっこういい音で鳴らし始めた。これには驚いてしまった。

私が「これは」と思ったのは、いとこの次の一言だった。「息が続かんわ。」。いとこは、タバコを吸うので、息が続かないようだ。私は、すかさず、「置いて帰ろうか?」と打診した。まんざらでもなさそうだったので結局、置いて帰ることにしたのだった。いとこも、吸う本数は少なくなったものの、やめられないでいる一人だった。タバコの危険性を強調するよりも、笛をすすめて禁煙に持って行けるのならば、これほどすばらしいことはないと思えたのだ。

ホピの笛を譲ることは抵抗があったのだが、新しいものをついこの間仕入れたばかりでもあり、少し心に余裕はあった。また、それだから裸で持ち歩いたりすることもできたのだった。一本しか無い時は、不慮の事故にでもあったら大変と、ケースに入れずに持ち歩くことはできなかったくらいだ。

以上は、私が「にいちゃん」と呼んでいるいとこの話。「ねえちゃん」と呼んでいるいとこの方も何か楽器を始めたいと言うのだった。今は、ゲームに、はまっているようだが、やがては飽きると思うので私としてもこの機会にマイケルの笛を「布教」しておきたいと思ったのだが、既に受け入れ準備はできている感じだった。マイケルのホピ・フルートを持っているのを見たのだが、女性が持つ姿が美しいと感じた。「ねえちゃん」もすぐに音を鳴らしていた。フォルクローレにも関心があるようで、私のCDを貸してあげることになった。

もっともすすめたかったパートナーには拒絶されてしまい、意気消沈していたのだが、こんなに身近に受け入れてくれる人々がいたとは驚きだった。来年の春からは、国内でも入手できそうなのでまた、月謝が必要になるかもしれない。私は私で新年を迎えるにあたって、尺八を新調しようともくろんでいる。一本では不安だというのがその理由なのだが、木製のものがあってもいいなと思い始めているので悩んでいる。

私もそうだったが、笛を吹くという以上は、楽譜が読めなくては、とか先に先に考えがちだ。しかし、単に音を鳴らすだけで十分、魅力的なことなのだ。今回、いとこの「にいちゃん」が鳴らす音を聞いてみてそのことを確信したのだった。単に下手の横好きであったとしても、やる価値は十分あると思った。


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