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しばらく放置していた本を読んでいたら私のイギリス医療への認識は間違いだということがわかった。イギリスの医療は、国営なので原則無料だという。その効果は、治せば治すほど儲かるということだ。患者ゼロでも収入はあるということ。

しかし、現実は患者側の要求が強くなり、医者がトンズラを始めたそうだ。国外に出るということだ。良くなると始めたことが結果的には無理があったということになる。私は、一つの理想のように思っていたのだが。国営だと、どうしても仕事をする意欲が無くなってしまうのかもしれない。私は、安定を求めつつ、安定したら仕事をしなくなるのではという不安を持っているのだが、その行く末を暗示するようなことだ。

著者は、医療崩壊しないためにいろいろと提言をしているが、あまりパッとしない。私のように現実に医者にひどい目にあわされている立場からは、アホな医者を多く作っても仕方がないと思うが、一方でまともな医者ならたくさん欲しいという気持ちもある。

私がやってきたように、自分でできる調査は自分でして、賢くなるということは必要だと思う。それと、精神医療は大きく変わらないといけないと思う。今のような薬漬け医療を推進するアホ医者は一掃しなければならない。一番いい方法は、被害を受けたと思う人たちから医者の情報を得て、彼らをテストすることだと思う。医師免許剥奪も含めて厳しい対処が必要だと思う。これは、新政権にやってもらうしかないだろう。

アホ医者の勘違いは、向精神薬として使われる、SSRI、抗不安薬、睡眠薬の三種の神器は、いったいどのくらい人間の体に残留するのかということをわかっていないということだ。薬学的な常識では、せいぜい数ヶ月以内で体内から出るはずなのだが、長らく薬にならされた体がそう簡単に薬無しの状態を受け入れるはずもなく場合によっては数年かかるのではないかということだ。私は、抗不安薬を1年近く飲んだが、3年近く残留していたという思いがある。

要するに薬で抑えていた不安感が抜けないということだ。個人差が激しいので科学的な検証もできない。こういう所が不明のまま、薬漬け医療が今もどんどん進んでいるのだ。一度はまったら簡単に抜け出すことは難しい。少なくともこういう経験者でなければわからない知識を広く共有して行くのが、いい医療の状態ということだ。

結局の所、医療とは自分で調べられることは自分で、医者に任せた方がいい場合は医者にという切り分けができるしくみを作ることかもしれない。古き良き時代は、そう忙しくもなく問題にはならなかったが、今では医者不足、患者側の要求の高さがぶつかり、ことごとく問題になってしまう。

血圧とかコレステロールとか肝数値とか、数値のみで判断する医療では、問題の本質を誤るのでこれらについては個人個人がどう判断するべきかを教育の段階で伝えるようにしなければならないだろう。食事にしても同じ事だ。何をどのように食べるのかが、結局は大きな問題となるからだ。

私の仕事にも関係するが、医学的な知識をわかりやすい形で提供する情報が必要だ。医学事典のようなものがあるが、まだまだわかりやすいとは言えない。しかも、向精神薬を批判的に記述したものなどほとんどない。これでは、一般民衆の健康と安寧は保つことが難しいと思う。いい本を出した出版社には、莫大な報奨金を出すくらいの措置があってもいいのではないか。

遠い道のりなのだが、素人が知識を持つことが結局は、医療の質を上げることになる。そして、それが一番の近道だと思う。
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