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出版社で仕事をしている以上、本に興味があるのは当然のことなのだが、この数年間、「読む力」が非常に落ちていることが気になっている。集中できないというのが主な症状だが、これは昔からそうだった。新書を読むにもかなり時間のかかる私だった。

だが、最近は、それに加えて気が散り出したのだ。最初のへんをチョロっと読んだだけで、もう興味は次に移ってしまうとい広うふうに。これでは、満足に1冊の新書さえも読めないわけだ。したがってつんどくの本がたまることにつながる。部屋は片付かないという悪循環に陥っているわけだ。

そんなつんどくの書の1つ、『広田弘毅』(中公新書)なのだが、天木直人がおもしろいことを書いていた。8月25日のブログ、「広田弘毅とその戦争責任」がそうだ。天木の広田弘毅観は、なんと城山三郎という小説家の書いたものが中心だったという。そして、今更のように、歴史家が書いた記述を読んで驚いているのだ。私と逆だと思いおもしろいと感じたのだ。

私は、歴史は事実の確認ということを前提にこれまで勉強してきたのだが、それは、受験時代を離れてからのことであり、受験にどっぷり浸かっていた頃は、むしろロマン派だったのを思い出した。当時は、大河ドラマ『草燃える』をやっていたのだが、歴史書を読むよりも大河ドラマの方が断然おもしろかったのだ。それだけではなく、なぜ、歴史学は当時の人々の心まで描いてくれないのかとさえ思っていた。

それは、一面では真理だが、学問が踏み込んではいけない領域だった。今でもドラマでいろんな描かれ方をしているのだが、信長の本能寺の変での最後の「心情」など誰にも描けないのではないか。信長が光秀に「やられた」という事実のみが残っているのであって、それ以上はわからないのだ。

この国では、歴史小説に影響を受ける人が多いそうだ。歴史は、学校では「つまらない」とされているからだ。高校でも歴史は、歴史学科で勉強していない教師が教えることもできるそうで、その結果、おもしろくない授業になり、多くの人が歴史を知らないままに一生を終えるのかもしれない。カルト政権にはそれで十分だのだろう。

ともかく、これを機会にできる限り読むようにしたいと思う。そして、DVD問題もある。ドラマ類はほとんど見ているのだが、アニメ類は集めることが目的であったかのように封を切っていないものもあるくらいだ。これは、もしかすると生涯見ることはないかもしれない。気持ちはあるのだが、時間が無いというかもったいない感じだ。

しかし、DVDについては、これからも選択はすると思うが買うと思う。懐かしいものはほとんど手に入れたので買うものがあまりないのも事実だが、中にはスゴイものがあるのでこれは買わなければおさまりがつかない。ipodに入れるという手もあるので仕事をやりつつの生活の中で見ることも考えたい。
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