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これまで順風満帆な人生だった人がちょっとした体調不良で一気に「心の病」に陥ることはよくある。私のようにパニック障害歴40年ともなれば、「ああ、またか」で済むのだが。

眠れないという現象も、健康体の人には想像さえできない事態ではなかろうか。当然、対処の仕方もわからず、お決まりの病院→薬漬け→廃人の運命をたどることとなる。「廃人」とは言い過ぎだが、ここまではっきり書かないと伝わらないのだ。いくら、薬は信頼できる医師のもとで飲まないと管理はできないと言っても現実は、やりたい放題なのだ。医者も医療崩壊で自分の身が持たない状況だ。まともな判断ができるとも思えない。今後の医療は、自分で確認ということをしなければ死に至ることもあり得ると思わなければならない。手術をすることになった場合は、本気で遺書を書いておいた方がいい。ウソのような現実が今起きているのだ。

精神の乱れには、必ず原因がある。問題は、その原因を突き止めて健康を回復しようとしてもできない点にある。最近で多いのは、仕事場の誰かに何かを言われて「許せない」「殺してやりたい」と思うあまり、自分の方がおかしくなるといった例だ。実は、私も何度も経験あることだ。その都度、どうやって回復したのかは覚えていないのだが、恐らくは、「忘れた」ということだと思う。もっともしつこく私の心にこびりついた「がん」は、大学受験であった。しかし、これも社会が変わらない限りどうしようもないことだ。私が何とかしたければ、合格点をとって合格することだけだ。どうにもならないから私の悩みであったわけだ。

世の中にはいろんな人間がいるということを認めることから始めるのもいいかもしれない。そうすれば、自分のかかえた問題のみに執着しなくても済むことだろう。私の経験では、仕事場の妙な男が気になった。仕事は確かに知っていることは優秀なのだが、知らないことを吸収する意欲に欠ける人間であった。刈り上げヘアーで、スーツが好きな男であった。一般的には、ユニクロスタイルの私よりもウケはいいと思う。性格的には、東京大好きで私のような田舎もんが想像する通りの嫌な「東京人」だった。江戸っ子弁ではなく、田舎もんの使う「○○だからさー」を多用する男であった。

何が奇妙というと彼の「食」の異常さだ。ピラフとハンバーグとカレーしか食べないのだ。寿司が食べられない人間というのに初めてお目にかかったくらいだ。彼に言わせると家では食べているという。「愛があれば食べるよ」ということだった。多様な食材を口にしていないという意味で異常性格になっていたのかもしれない。もう、仕事場にはいないのだが、彼が結婚したということを聞いた。彼でも結婚するのだと思い、驚いた。しかし、考え直し、彼だから結婚しなければならなかったのかもしれない。そのねじ曲がった性格(すべての人間が敵に見えるらしい)を癒すものがあるとすれば、「愛」しか無いのではないかと思えた。

私自身、自分のことを「うつ」と決めつけて薬から離れられない全国の人々に言いたいのは、誰か信頼できる医者以外の人を見つけてその人と心の交流を始めて欲しいということ。誰の意見も聞かないし、一定の考えしか受け入れないからだ。私は、その状態こそを「うつ」と定義している。上に書いたように医者は、もう信用できない時代になっている。薬は、偽薬以上の効果は期待できない。飲んでいればいつか治るわけではないのを知らなければならない。

何の交流をするのかと言えば、自分の知らないことを受け入れることに慣れることだ。他の人の言うことは聞かなくとも信頼できる人の言うことならば少なくとも聞くぐらいするのではないかと思える。私の分析では、うつと自称する人々は、体にいいといういうこと、心が落ち着くということをことごとく拒否している。これでは治るものも治らない。薬のことでも「効かない」「体に悪い」と言っても決して受け入れることは無いのだ。医者のみが信じられるのだからそうなるのだろうが、私の経験でも薬をやりながら治るということは無い。医者を保護者のごとく慕うのはやめにしてもらいたい。医者もそうは思っていないのだから。患者は、単なる「お金」でしかないのだから。その点も「人それぞれ、自分は自分」と考えられるようになれば、半分治ったも同然だ。

人の心を動かすということは、言葉では簡単なことかもしれないが、現実には難しい。私自身が人格者でもないので、もちろんのこと人を説得することなど容易にできるものではない。そのことで悩むこともある。自分のことは解決できたとしても、人のことは簡単には行かないことを思い知らされる。言葉が伝わらないので結局の所、何の力にもなれないというこtだ。

一番伝えなければならないことは、不眠や栄養のバランスが崩れることで精神の失調をきたしているということだ。いっきょに解決しようとせずに、まず夜を楽しくするようにいろんな趣味を作る、音楽を聴くということから始め、気分を良くしてから食事のことも考えてみればいい。チョコレートだけで栄養が保てると思っているとしたら、それは間違いだと知るべきだろう。胃の調子がすぐれなければ、晴れた日にちょっと歩いてみるだけでもいい。気持ちを外に向けることで刺激を和らげることが可能となる。同時に適度な疲労感を得られて睡眠を支持することになる。

さらに、私が最近、よく言っているのは、心の迷いからの回復の仕方だ。「心の病気」を脳の病気と言い始めて何十年にもなるようだが、いっこうに謎は解けていないようだ。結局、この謎は解けないのではないか。実験できることでもないし、人間を人間として成り立たせているマスター臓器でもあるので簡単には行かないわけだ。アルツハイマーとか痴呆の問題をなんとか解決して欲しいとは思うのだが、「うつ」の原因が脳を調べてみてわかったとは思って欲しくない。ニューロンが激減するとかの所見があれば別だが、今のところそんな所見も無いようだ。セロトニンが不足しているというのがSSRIが「効く」と言われている根拠らしいのだが、今のところ仮説に過ぎないという。人により回復の遅れはあるものの必ず治るものなので「うつ」の原因を脳の変化に求めるのは無理なような気がする。むしろアルツハイマーなどに脳の病気ということで原因を追及して欲しい。

さて、問題の回復方法なのだが、これが意外にも単純なことなのでふざけるなと言われるかもしれない。「忘れること」これだけのことだ。ただ、これだけのことができずに「うつ」状態に陥っているわけだ。忘れるにはどうするかというとまず、人間観察から始めるといい。自分というフィルターを通すのではなく、変人を変人のまま認めることができれば大きな前進だ。それができれば、他のことにも興味が広がる。こうなればしめたもので、過去のことも忘れることが可能となる。解決可能な日が来るまで自分の悩みは封印することでいいのだ。私も実際にそうしてきた。何も解決していないようだが、心の成長も驚くべきものがある。自分の回復力を信じてもいいのではないか。

(つづく)
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