スケジュール

締め切りのある仕事は、この７月末でほぼ終わった。残作業は、まだまだあると思うので新しい仕事にかかるのは、９月から１０月となることだろう。

そして、今日は今後のことを話し合うスケジュール会議をした。いつになく和んだ会議だったので良かったと思う。スケジュールといっても実作業から割り出すものではなく、「いつやりたい」という程度のものだ。私は、どういうことでスケジュールが狂うのかを指摘する役目をした。もっと具体的な話は、データを見てからということだ。

私は、個人的な趣味の話をしてみたのだが、意外にも意見の一致をみて驚いた。ただ、何を作りたいのかということは経営者の判断なのだろうから、意見を言っても無視されるのだろうか。データを扱う仕事としては、「百科事典」のようなものを作りたいという欲求が常にあると思う。しかし、私はこの１０数年の経験から、それは無理ではないかと考えるようになった。金がかかり過ぎる上に実入りは少ないからだ。

それよりも、歴史を手がけるべきではないのかということだ。もっともその意見は異論があった。歴史は、もともと事実を元に研究する学問なので、時間が経ったからといって変わる性質のものではないのだ。したがって、じっくり時間をかけてやるにはぴったりの素材なのだ。ユーザーにも喜ばれるだろう。私の一生でも終わらないくらいの大きな仕事を手がけたいものだ。異論とは、その事実が１つではないということらしかった。評価が人によって異なると言いたかったのだろう。

ほんのちょっと先までの仕事は確保できたものの、今後５年とか１０年とかのボリュームではない。ここに私の会社の弱点がある。先が見えないのだ。これではとてもパートナーを納得させられる内容ではない。ただ、スケジュールの話をしつつ、私の頭は勝手に動いていた。