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よく見るブログで論争が起きている。ブログの管理人が、「精神科医を訴えよう」と踏み込んだため、そうされて困る人間が噛みついた、ということだと思う。

現在、ベンゾジアゼピン誘導体の薬や、抗うつ薬を飲んで調子いいと思っている人から見れば、私のように薬は必要ないと言われると逆に理解不能に陥るだろう。しかし、ゆっくり考えると理解できるようになると思っている。薬は、人間の生活に何らかの恩恵をもたらすべきだと思うが、今の向精神薬と呼ばれる薬は、まるで覚醒剤のようだ。飲まないと何らかの影響が出てしまうのだ。これは、明らかに覚醒剤の禁断症状と思わなければならない。

軽い睡眠薬や抗うつ薬ではそこまで行かないと楽観的に考える医者は、何も考えずに処方するようだが、これが元で処方された側は地獄の経験をすることになるのだ。欧米でもこの国と同じらしいのだが、基本は医師の無知が引き起こす「薬害」だ。私もこのブログの主催者のように、精神科医を訴訟で黙らせないとこの国の薬害は終わらないと考えている。食品の「偽装」では大騒ぎをするマスコミも薬についてはなぜか黙りを決め込んでいる。広告で生きている企業は、その意味で事実を書かないわけだ。

私が「よく効く」と思い込んでコンスタンを飲んでいたほんの数年前は、ネットでもそんなに情報は無かったように思う。向精神薬の「離脱症状」に関する情報がだ。経験してみなければわからないのがつらいところなのだが、経験すると薬から離れられない人が多いと思う。なにしろ、考える力を妨害されるのでそもそも考えることが難しくなる。医者に頼ろうと思っても、処方はしても薬を止める処方ができる医者は、ほとんどいないからだ。しかも、薬を出さない治療は、「うまみ」が無いだろう。この国の医療制度は、病名を出して薬を処方することでお金を産むしくみになっている。医者も頼ることができないと覚悟しなければならない。

離脱症状は、まさに経験してみなければわからないのだが、これは薬を飲むきっかけを思い出せば、比較的わかりやすい。心臓が止まりそうで、死にそうだと思ってコンスタンを飲み始めた(実は、私の経験だ)人は、その「死にそうだ」という不安感がより激しく出るというのが離脱症状だ。唯一わかっていることは、薬の量を徐々に減らすことで離脱症状を「軽く」することができる。最終的には、覚悟を決めて自分で減量して行くしかないと思う。

現在出回っているベンゾジアゼピン誘導体の薬は、その効く時間によって、抗不安薬、睡眠薬という名前になるのだが引き起こされる「離脱症状」は同じようなものだ。ほんの数ヶ月で薬剤耐性ができるため効かなくなる。その結果、飲んでいるにもかかわらず「離脱症状」が現れるようになる。結局、抗不安薬とか睡眠薬は、常用はもちろんのことたまに飲むこともやってはいけない薬ということになる。医者がやり玉に挙げられるのは、副作用とか離脱症状の説明をしない点、薬の管理を自分でやらない点だ。処方するならば、最後まで管理をしなければならないはずだが、「個人差」が激しいため管理できないようだ。

海外では、少なくとも抗不安薬や睡眠薬は頓服であって常用する薬とは考えられていないそうだ。海外の研究者は、この国の現象を「クレイジー」と言っているそうだ。私は、恐ろしくなってすぐにコンスタンの中止を試みたが、不眠や極度の不安感に悩まされ、結局、数ヶ月かかった。それでも、止められたのは非常にいいことだと思えた。ひたすら歩くことで不眠を軽減できたし、夜の不安感は自然音を流すとか、Zaurusなどでいつでもインターネットを見られる環境を用意することで軽減できた。

私がどうしても薬を止めなければならないと思ったのは、私の母と知り合いの存在があった。どちらも結構長く薬を飲んでいる。母に至っては、20年近くユーロジンを飲んでいる。聞くと、ユーロジンを飲んでも眠れないことも多いという。知り合いは、よくある「薬を飲むことで不安が解消できるならば、そちらを選択する」という考え方だ。

ベンゾジアゼピン誘導体の薬は、副作用として免疫に関わる細胞まで眠らせてしまうというものがあるらしい。海外ではそういう論文があるそうだ。それを知って私は、自分も止めなければならないが、近しい人々にもぜひ止めてもらわなければならないと強く思うようになった。それを見過ごすことは、「人を育てる」という私の日頃の目標とも矛盾しているからだ。

両者とも現在は止めるに至っているようだが、知り合いの方は、時々、不眠に陥ることがあって、その時に薬を飲む、と少し前に聞いた。個人差が激しく、時々飲むことだけでも離脱症状を引き起こすので心配している。離脱症状と本当の不安感との区別は、本人でもわからないくらいなのだ。だから、完全に止めるしかないのだ。不安や不眠は、運動や趣味で解消して行くのがいい。母については、家庭菜園がいいきっかけとなり、不眠が解消された。知り合いにも趣味に打ち込むことで時々の睡眠薬も止めるようにして欲しいと思っている。

医者は、あてにならない。薬を出さないという処方は無いのだから。自分は自分で守る、というのがこれからを生きる必須の考え方だ。インターネットの玉石混淆の情報を見極める目を持つことも重要だ。お手軽にはできないし、何も生まれない。いかに事実をつかむかが大事なことだ。

私は、理屈にはめっぽう強いと自負しているのだが、母にも知り合いにも、理詰めで強引にやる方法は通用しないので困っているのだ。世の中の多くの人も同じことだろうか。いいと思っていることを他人にダメだと言われると不快に感じることは当然だろう。私としては、自分を大切にして欲しいと思っている。

ブログでの論争も事実を突き詰めて行けば、薬を飲み続けることが良くないことは明らかであり、精神科医を訴訟の場に引きずり出さなければ、薬害が無くならないこともまた事実のように思う。しかし、その現実をいったい何人が認めるだろうかということだ。事実は、誰しもわかっているのだが、行動ができないのだ。人間に奉仕する「理屈」というものをこれからは考えて行かなければならない。

最近の私の姿勢は、こういうことだ。自分はここまで生きてきて失敗も数々経験してきた。しかし、仕事をしつつ、趣味を楽しみながら生きるということくらいはできている。だから、今後は、困っている人、若い人に私の経験を伝えたいということ。私だけがこれから経験豊富になっても何の意味も無いということだ。結婚や子育てまではできないまでも同じような愛をもって「人を育てる」ということは可能ではないかと思っている。
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