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早出勤務が始まったのは1ヶ月くらい経った頃からだった。それまでは、先輩たちがどうして昼過ぎにはいなくなるのかよくわかっていなかった。つまり、早く出勤したぶん早く帰っていたわけだった。その頃は人がいたので早出残業などという強制残業はほとんど無かったようだ。
私の仕事は、Air Do!、JTA、中国東方航空の機内清掃、大韓航空のチェックで始まる。これだけを朝の2時間でこなさなければならない。8時40分にはANAがやって来る。それが終わって第4駐車場、いわゆる網走行きだ。11時には食事休憩、11時15分にはANA。これが終われば1時前まではゆっくりできる。
Air Do!(北海道の翼)の機内清掃は、ある時期から楽勝になった。機内誌と吐袋と呼ばれるゴミ袋をセットするだけだからだ。毎日の繰り返しを面倒とみるかどうかだ。JTA(沖縄の翼)は、慣れるまでに時間がかかった。いっぱいセットするものがあるからだ。最後まで小さいがミスが続いたことを記しておこう。ちょうど2ヶ月目くらいに私はダウンして休むことになるのだが、病み上がりで入ったJTAの機内清掃には、さすがに眠気が出たくらいだ。私に限らず同じことの繰り返しは苦痛なのだ。
というのも夜のバイトをした経験があった私であったが、夜はほとんどの場合、手分けして機内清掃をしていたからだ。JTAは場合によってはほとんどを一人でやることもあった。ベルトの揃え方も各社異なるので、いちいち面倒なのだ。馬鹿げた習慣だ。大韓航空のものが最も現実的で客にも扱いやすいだろうと思う。一人でやるとなかなか終わらない。これがホトホト疲れ私の場合は眠気となったわけだ。最底辺のバイトの悲哀を味わう瞬間だった。
一連の勤めが終わった後に一人で行く網走は、それなりに解放感があった。寒いが一人になれるという利点もあったのだ。ただ、早出が始まるとそんなに時間をかけて掃除もできなくなった。網走の吸い殻拾いといっても歩いて回るには広大過ぎる。ゴミは車と車の間に落ちているもので全部舐めるように見て行かなければ見えない。やる以上はキッチリやりたいという願望も次第にできるだけのことをという風に後退してしまう。
ダメ押し的な事件は、そんな折に起きたのだった。
つづく
私の仕事は、Air Do!、JTA、中国東方航空の機内清掃、大韓航空のチェックで始まる。これだけを朝の2時間でこなさなければならない。8時40分にはANAがやって来る。それが終わって第4駐車場、いわゆる網走行きだ。11時には食事休憩、11時15分にはANA。これが終われば1時前まではゆっくりできる。
Air Do!(北海道の翼)の機内清掃は、ある時期から楽勝になった。機内誌と吐袋と呼ばれるゴミ袋をセットするだけだからだ。毎日の繰り返しを面倒とみるかどうかだ。JTA(沖縄の翼)は、慣れるまでに時間がかかった。いっぱいセットするものがあるからだ。最後まで小さいがミスが続いたことを記しておこう。ちょうど2ヶ月目くらいに私はダウンして休むことになるのだが、病み上がりで入ったJTAの機内清掃には、さすがに眠気が出たくらいだ。私に限らず同じことの繰り返しは苦痛なのだ。
というのも夜のバイトをした経験があった私であったが、夜はほとんどの場合、手分けして機内清掃をしていたからだ。JTAは場合によってはほとんどを一人でやることもあった。ベルトの揃え方も各社異なるので、いちいち面倒なのだ。馬鹿げた習慣だ。大韓航空のものが最も現実的で客にも扱いやすいだろうと思う。一人でやるとなかなか終わらない。これがホトホト疲れ私の場合は眠気となったわけだ。最底辺のバイトの悲哀を味わう瞬間だった。
一連の勤めが終わった後に一人で行く網走は、それなりに解放感があった。寒いが一人になれるという利点もあったのだ。ただ、早出が始まるとそんなに時間をかけて掃除もできなくなった。網走の吸い殻拾いといっても歩いて回るには広大過ぎる。ゴミは車と車の間に落ちているもので全部舐めるように見て行かなければ見えない。やる以上はキッチリやりたいという願望も次第にできるだけのことをという風に後退してしまう。
ダメ押し的な事件は、そんな折に起きたのだった。
つづく
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