しこり

しばらくコンピュータを放置していたら、ウイルスチェックソフトやシステムアップデートソフトが「更新しろ」とうるさい、うるさい。帰省する直前にメールをチェックする設定を触ったようでまともにメールが受信できずあわてた。何度、設定を持てもよくわからずイライラがとれなかった。

コンピュータを扱うのは、楽しいことも多いが、このような何でもないことですぐにイライラを呼ぶ。気持ちの中に、「しこり」を生むといってもいい。このしこりが寝ても覚めても消えないのだ。それだけに苦しい。不眠に陥る大きな原因だ。もう、１０年以上こんなことを繰り返しているのだから、おかしくなるのも自然なことだろう。

常時、更新が続くというのも素人にコンピュータをわからなくさせている原因だ。FreeBSDのように一旦インストールしたら、一切変更の必要無しというのがユーザーには使いやすい。もちろん、不具合等はあるのだが、その時はよほど特別な時だ。アップデートが当たり前という仕様は、おかしいと思う。私の作るミニＰＣでは、自分がアップデートしたい時だけアップデートできるようにするつもりだ。

ＯＳのインストールで、はまることが多かった私だが、特に今の季節が懐かしい。５月の連休は、ほぼ全日程パソコンの前に座っていた。朝から晩までトイレと食事以外は動かなかったこともある。夜中も起きて触っていると時間の経つのがものすごく速い。日頃できない疑問を調べたりするのが、この５月の連休くらいだったのだ。

最近は、そんなことがないのだがこれは、FreeBSDを自宅で使っていないからだ。私も堕落してしまったわけだ。ただ、この夏までには、モバイルで使うＰＣにUbuntu Linuxを入れて使う予定だ。FreeBSDもデスクトップで使えるようにしてみたい。ただ、仕事場では仕方なくＸＰを使う。他の人との互換性を考えていると仕方ない。

私がフリーソフトを使う理由は一つだ。わかりたい、それだけのこと。マイクロソフト謹製のＯＳやメーカー製のソフトを使っていたのでは理解したことにはならないのだ。だからいつまでも「しこり」に悩まされることになる。解放されたくてフリーソフトを使うわけだ。理解するために使う費用もでかいがそれに見合うだけの成果もあるので止められないのだ。