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今のこの国でもそうだと思うのだが、生きて行くためにある程度の世渡りの術が必要だ。まともな企業で仕事をしているとわかりにくいのだが、たとえば生協(それも大学生協)のような組織で仕事をしてみるとよくわかる。

私は、20代の頃、大学生協でアルバイトをした経験がある。都合3年くらいだったと思うが、本当ならもっとやりたかったのだが、店長から「辞める?」というふうに、うながされ辞めざるを得なくなった。私は、いわゆる、うるさい労働者だったので、店長からすれば労働時間を削るという方法を使っても辞めて欲しい存在だったようだ。

ここでは、そのことを問題にしているのではない。この大学生協のある種の偏った思考というものが異常な人間を生み出しているように思えてならない。言うなれば、「言った者勝ち」ということだ。当時、私は今で言うストーカー被害を受けていたのだが、その加害者である女性が仕事場であること無いこと言いふらしていたようだ。それまで仲間のように接してくれていた女性が急によそよそしくなるということも経験した。

こういう人間性もどうかと思うが、とにかく事実だった。この女性が言いふらさなければ、何も問題は無かったことも事実だ。もちろん、私の人格も問われて当然だろう。ちょっと噂をたてられると、「やっぱり、あいつはそんなやつか」と思われるような人間だったのだろう。私の生き方にも問題が無いとは言えなかったかもしれない。ただ、生協という組織がこういう組織だったということは大きい。「密告」により人の評価が大きく変わってしまうのだ。

ここでは、虐げられたと感じた人間がもっとも強い。そういう人間に対して限りなくやさしいのが生協という組織なのではないか。その人間の中身を検討することもなく助けの手をさしのべるのは、過剰な信頼と言うべきだろう。ウソでも弱いと告白した者が助けられるのだ。私のようにターゲットにされた人間は弁解の余地が無いのだ。

辞めさせられたと感じた私だが、そんな生協に嫌気がさしていたことも事実だった。多様な意見が存在しない組織、これではいつか発狂してしまう。3年もいたのだが、辞めて良かったのだと思う。かつてのソ連や今の中国でもそうなのだろうが、うまく周りの者に自分を表現した者が勝ってしまう。陰でどんな悪をしてもそれはノーカウントなのだ。

もちろん、それはこの国の政治家を見ていても同じことだ。あるいは、そんな企業も多いかもしれない。その人間を客観的に評価できる立場から見れば、明らかにバカであっても自己の主張を通すことが「優れた」ことになってしまう。旧ソ連や現代中国ならともかく、この国でそういうことが成り立つのは問題ありと言うべきだろう。

現代中国では、ニュースというのが官製であるためそもそもが信用されていない。その点では中国人の方が優秀だ。この国では、テレビやラジオ、新聞が今でも絶対の信頼で信用されている。それは驚異的なことだ。その結果、メディアは、あっさりと時の権力者に利用される。政権交代が起きないようなニュースしか流れないのだ。中国人は、自分の目で見たことしか信じないという。この国でも少しはそういう考えが育てばいいのだが。

大学生協や非人間的な労働を強いる企業で、少しでも立ち止まって考えることをしてみればいいと思う。職場は追われると思うが、少なくとも人間的にはまともになれる。本当に困っている人に目がゆくようになるだろう。この国に必要なのは、そういう人間だ。演技する人間は不要だ。
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