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光市母子殺害事件のことが話題になっている。大方の意見は、現時点で「死刑」はやむを得ないということだ。私も、「終身刑」が無いのなら仕方ないのかと思っている。ただ、犯人の「生い立ち」ということも考慮してもいいのではないかという思いもある。

その昔、「家裁の人」という漫画があってそれがテレビドラマで放送されていた。ある、少年の殺人事件で、「人を殺さなければならないような不幸は存在しない」という審判があった。今回の光市の事件でもそのことを思い出した。少年からしてみれば、自分も愛情を持って育てられていれば、事件を起こさなかったかもしれないという思いがあるかもしれない。ドラマの審判は、不幸だからといって人を殺すことが正当化されない、と言っているのだと思った。

問題は、この国で不幸な生い立ちが今でも再生産される可能性が高いということ。公務員が犯罪的なことを犯しているこの国では、公的な機関が機能しないのだ。この点は、どうしても変える必要はあるのだが、公務員をどう育てるかということなので非常に困難だろうと思える。人は、食いっぱぐれが無いとなると仕事はしないものだから。

私が、大学に行けなかった時、別の道があったならと思ったものだ。この国には、「バイパス」というものがほとんど無い。それが、いろんな犯罪の引き金になっているように思えて仕方がない。不幸な生い立ちが殺人を正当化できないし、不幸に生まれたらそのバックアップ体制が無いというのも不毛だ。事件を起こしても、起こさなかったとしても、社会にとって不幸なことだ。いや、国家にとってもだ。

誰もが、努力次第で他の人が喜ぶような仕事を持つことができる社会、それが欲しい社会システムだ。私は、思い通りにならなかったからといって反社会的な行為をすることは無かった。しかし、これは私が高潔な人間だからではないのだ。たまたま、重要な時にいい人に出会ったからであった。本人の資質ももちろん関係するのだが、それに関係なくマイナスの方向にエネルギーが噴出しないシステムが欲しい。

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