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東京も10年以上の長きにわたって暮らしたわけだから、懐かしいという思いが出るのも当たり前なのかもしれない。折にふれ、東京での光景が思い出される。昨日は、新宿近くのトンネル。その他では毎週ある抗議行動で見かける建物や場所。311が無ければ行くことなど無かったと思われる国会周辺。多くは、311以前のそれなりにのんびりしていた時代の光景だ。私にはそれでも苦しい街だったが、生きて行けないというほどのことはなかったように思う。

といって好きでもないので、年に5回は岡山に戻っていた。墓参りと称して。私にはそれがいいバランスでどちらも好きになれるタイミングだったと思う。事実、こちらに帰ってすぐ行った初詣はつまらない、退屈な光景だった。今までこんな思いになったことはなかった。心境の変化に愕然とした。田舎は、どこまでも懐かしい、桃源郷でなければいけないと思っていたのに、退屈で興味の無い街になっていたのだ。

どうなるのか思って放置していたら、なんと東京が懐かしく思い出されるのに驚いた。しかし、東京はもう311以前の東京ではない。毎日の生活を考えてみれば明らかだ。水はどうする。風の強い日はどうする。雨の日は。野菜はどうする。ピーマンやニラでさえなかなか西のものは手に入らない。十分な収入が無ければ暮らして行けない街ではないのか。だからこそ私は去ることを決めたのではなかったか。

記憶に311以降は無いことはないのだが、京都での経験で明らかなように、嫌な経験も良く見えるように記憶されるという特徴がある。20代の苦しい思い出がいっぱいつまっている京都になど行きたいわけがないのに、記憶に残る京都は、何か懐かしいロマンのあるやさしい街なのだった。実際、再度訪れてみてもやさしい。京都にいること自体が楽しい感じだ。

恐らく東京も私にとって、そんな街になるのだろう。そうであれば、可能な限り、再度東京に行く仕事があってもいいと思い営業を何とか打診している。私のように考える人間が多くなれば、経済も活発にならないか。移動する費用もばかにならないからだ。柴又には、なかなか行けないとは思うが、ちゃんとしたお別れも必要なのではないかとも思う。去年は、あまりにもバタバタしすぎてそのチャンスが無かった。もちろん、忙しくてそんな暇が無いというのでもいい。
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