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311以前の話だが、仕事がマンネリになりイライラすることも多かった頃、こんなことがあった。パートナーがいつものように質問してくれるのだが、それに対する私の言い方が威圧的だと怒られた。単に答えを言うのではなく、語尾に「じゃ言や!」という感じか。私としては上記のようにイライラしていたこともあるし、同じ質問をされると必然的にそうなってしまうということもある。売り言葉に買い言葉、お互いに切羽詰まっていたのだろうと思う。私がパートナーに威圧的であるなど、心にも無いことだ。それが、いつの間にか普通に言葉の暴力を放つようになるわけだ。

プログラミングやUNIXの操作は、ついつい知っている人を辞書代わりに利用したくなる要素がある。一面、そうでなければならない部分もある。徒弟制度のような経験から人が育つわけだ。ここが、他の仕事と違い難しいところでもある。私も苦しんだ。多くの金も使った。その末にようやく少し知識を身につけたのであった。私としては、同じようにやって欲しいという思いもあった。しかし、そこまではやってくれないのが普通だ。お金でもない、好奇心の問題ではないかと思っている。出版社の人間が決して私たちの領域に入ろうとしなかったのも同じ理由だろう。興味が無いわけだ。

マンネリと書いたが、マンネリが最も警戒すべきことだった。そうなると新しい知識はもう入らなくなる。正しい姿は互いに教えたり教えられたりする間柄だ。しかし、そういう経験は一度も無い。私も私の前にいた者からは、怒鳴るように教えられた。確かにデータベースなどは、自分で間違いつつやる他ないのだから。それ故に私は特別な理由が無い限り、フリーソフトを使う。フリーソフトならば、自分で調べて使うだけのことだからだ。誰にも文句を言われることもない。

だが、第二世代以降はどうなるのか。私は、さっぱりわからないものに対して全身全霊で立ち向かい少し理解した。これだけでも大きな成果だったように思う。第二世代では、私のような覚悟は無いはずだ。この覚悟の違いが理解度の違いになって現れるのではないだろうか。私の場合、UNIXのコマンドを覚えるのに数百回はコマンドを叩いたのではないかと思う。同じ事を何度も何度もマニュアルを見ながらやった。その結果、ほんの少しだが宙でコマンドを打てることもできるようになったのだった。311の事故を見て似ているなと感じた。普通ならば事故にならないことでも覚悟が無いだけに準備が足らなかったり、適切な対処ができなかったりするわけだ。

プログラミングやUNIXは、そういうものだと理解しなければならないと思うが、原子力プラントは欠陥として考えるべきだろう。経験を伝えられない装置だとすると、今後使えないからだ。これまで大きな事故が無かったのは僥倖と言うべきことだったのだろうと思う。
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