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私には大学へ行けなかった理由がある。普通には、成績が悪いということになっているが、もちろん、私はそれを承服したことは一度も無い。現に私は勉強が好きだし、それなりに能力もあると思っている。コンピュータの普及で少しは能力を発揮できる場面ができた。今後は、ここを突破口として、どれだけこの世に貢献できるかどうかにかかっている。

私のこだわりの一つに語学がある。高校段階では古語や英語でつまずいた。古語では「活用形」が何なのかということにこだわり、調べて中途半端に終わった。大野晋の研究で活用形が生まれた背景も理論的に説明ができるようになっている。もちろん、推測に過ぎないのだが。しかし、それこそ研究と言うべき事で、無視して丸暗記すればいいということではない。

英語でもこだわりはあったが、忘れた。仮定法やら冠詞でこだわっていたと思う。英語と語学研究という間で悩んでいたと思う。文法を追求しても答えは出てこない。ずっと、もやもやが続いていたが、その解決の糸口になりそうなことがわかったのは、仕事で中国語をやり始めた頃のことだった。やはり、かつてのこだわりと同じ箇所でつまずき、先へ進めないのであった。

たとえば、否定を表す「不」と「没」。前者は「ぷー」後者は「めい」と発音する。中国語ではもちろん使い分けがあり、よく先生に指摘されたが初心者的な間違いをずっとしていた。覚えられないというのがその理由だ。知りたい人は文法書を読んでもらうとして、私にとって問題なのは中国語で否定の文字として与えられた「不」と「没」だ。なぜ、この文字が与えられたのか、なぜ使い分けが生じたのか、ということ。先生に聞いてもよくわからない。辞書にも書いていないし、文法書にも無い。

たいていは、ここで行き詰まり、飽きてしまうところだ。受験ならば、ここで先に進まず、成績もふるわずということになったはずだ。しかし、仕事である以上放置もできず常に研究を続けていたら、ヒントになるような書物に突然出会った。『中国語謎解きレポート』という本だ。仕事場で中国語がバリバリできる人に聞いてみたが、著者もこんな本も知らないという。新しい本だし、珍しい著者なので当然なのかもしれない。その後、売れたとか有名になったとか聞いたことがないので誰もこういう研究はやっていないということなのだろう。

その本では、「不」や「没」が否定に使われた理由、使い分けの理由まで推測だが書かれている。というか、そういう疑問を持った人がいろいろ調べてまとめた研究書だったのだ。だから、こういう本を読む事で私の悩みも氷解しどんどん中国語が勉強できるはずだったのだが、ここで力尽きた。仕事が忙しくなり、解決の糸口がわかることで安心したということもあったと思う。文法にもネイティブの人にもよくわからない疑問を持つ事でつまずいた過去があるが、解決は可能だった。

私のやるべき事は、こういうつまずきを次の世代の人々がやらずに済むようにデータとして残すことだろう。書物のデジタル化もその一環ではあるが、少なくとも私のつまずきを整理して全部出すことだろうと思う。私以外の人が見れば一瞬で解決するかもしれないし、私よりもまともな調べができるかもしれない。
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