落差

昨日は、デモの帰りにアキヨドへ寄った。ひょっとしたら新しいタブレットが見られるかもと思ったからだった。しかし、無かった。当分は店頭では売られないものかもしれない。店頭では売らないというのは注意した方がいい。それなりの理由があるからだ。いいもの、自信のあるものは人に見せたいし、ぜひ宣伝したいものだ。自信が無いからこそコッソリ売ることになる。

先日、家電のコーナーに行って感じたことを昨日も感じた。3年前は、まるで金持ちのように家電を買い揃えたものだった。最高ではないが、そこそこいいものを購入したと思う。東京での生活は長くなると思っていたからだ。311が無くとも私の運命は決まっていたかもしれないが、あの時点では、まだ強気で商売をしていたことは確かだった。

もちろん、もう必要は無いしお金も無いので買うこともできないのだが、わびしさを感じた。遊びの要素ももちろんあったが、新製品というのは追求する意味があった。今後の仕事に重要な影響を与えるものもあるからだ。電子辞書やらパソコン、タブレット類はよく研究したと思う。売れないが何とか売る道は無いものか私なりに研究したかったのだろう。そして、楽しかった。

311以降は、何か暗い影が漂った。今はいいが、今後はダメになるだろうという気持ちが常にある。実際に、今後はどうなるのかわからないのは事実だ。何でも食べていたり、マスク無しで過ごしていたら本当に死んでしまうかもしれないのだ。しかし、誰も教えてくれないし、調べる手段は少ない。自分で勘を働かして危機を避けるしかないのだ。

仕事には意欲があるので、ノートやタブレット類は今後も関心を持って行く。買うと書けないのが痛い。検討して次の仕事につながると踏んだものは買うということになると思うが。カメラなどはとんでもないという状況だ。映像部門も事業目的に書いてはいるのだが、ここで辞めると一度もできなかったことになる。やはり、文字の次は映像でわかりやすいものを作りたかったのだ。その方面で、提案もしてみたのだが返事はまだ無い。明日あたり、妙な日本語で拒絶のメールでもあれば、まだマシだが。

私が浪人時代の頃感じていたようなことを今、感じている。当時は能力も無かった。今は多少あっても関係無い。だから同じなわけだ。もちろん、私にもこの国にもそんなことがいいわけがない。能力を一人一人が活かせる国のみが繁栄できる。