交渉

先方には明らかかもしれないが、私としては今、微妙な交渉をしていると思っている。なにしろ、やる気というものが生かせるかどうかの瀬戸際だからだ。これまでにもそんなことは何度もあった。この十数年間が特別だっただけだ。ある程度は満足していたが、途中で違和感を感じたことも事実なので早急に手を打つべきだった。

いざ、声がかかったところで全く安泰ではない。要するに結果を出さなければならないのでもっと大変だ。情報を作り、分かりやすく見せるということは大変な作業なのだ。東京では誰も何も言わない感じだが、誰もが放射能を恐れながら生きていると思う。会社ごと西へ移住して欲しいというのが大方の本音ではないか。実はそのことをこの間会った人の口からポロリと出たのを聞き逃さなかった。私が西で仕事をするのが甘いと言うのだ。

デジタルの仕事はそんなに甘くはない。どこでしようがシンドイし、実力が無い者には手も足も出ない。つまりおめえだけ西でやるとは甘いということなのだろう。残念ながら、そこまで私も請け負うつもりはない。私の場合は、たまたま移住になるのであって、仕事に縛られていないだけのこと。向こうでも困るので当然の就職活動をしているだけだ。西に移住したいなら自分もリスクをとらなければならない。

私も考えている。誰もが西へ移住して仕事ができないかと。311以降、東京に新社屋を建てるような会社は失格だろうと思う。そんな会社は持たないのではないか。おせっかいだが新しい仲間にも言いたい。どんな返事が帰って来るのか楽しみだ。目をパチクリするだけなのだろうか。気を付けないといけないのは、調べない限り自分がどれだけ被曝しているか分からないということ。最後は突然おとづれること。この私にしてもそうだ。知らず知らずということはあり得るのだ。

決して楽をしようとしているわけではない。私には使命があり、それを果たそうとしえいるだけのこと。新たな挑戦が始まるだけだ。